出版社内容情報
累計222万部突破の人気シリーズ、第三弾!
〝人情とお節介〟で有名な、本所亀沢町のおけら長屋では、今日も笑いと涙の珍騒動が巻き起こり――。
便利屋《万松屋》が大人気戯作の題材に「のほほん」
三島でお満と再会した万造、路銀をくすねた盗人を侠客親分と追う「まねごと」
黒石藩藩主の高宗は気弱な小姓を鍛えるため、伏魔殿・おけら長屋に送り込む「おおばけ」の三篇を収録。
大人気時代小説第三弾!
内容説明
“人情とお節介”で有名な、本所亀沢町のおけら長屋では、今日も笑いと涙の珍騒動が巻き起こり―。便利屋“万松屋”が大人気戯作の題材に!?「のほほん」。三島でお満と再会した万造、路銀をくすねた盗人を侠客親分と追う「まねごと」。黒石藩藩主の高宗が気弱な小姓を鍛えるため、伏魔殿・おけら長屋に送り込む「おおばけ」の三篇を収録。大人気時代小説第三弾!
著者等紹介
畠山健二[ハタケヤマケンジ]
1957年生まれ。墨田区育ち。演芸の台本執筆や演出、雑誌のコラム連載やものかき塾講師を務め、2012年『スプラッシュ マンション』で作家デビュー。翌年より刊行の「本所おけら長屋」シリーズは、庶民の笑いと涙を描いて幅広い世代を魅了し、二二二万部超の大ベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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しんたろー
89
新シリーズ3巻は3つの中編…『のほほん』長屋へ戯作のネタを得るために入居した男を中心にした噺。『まねごと』3年前、お満を追いかけて万造が長崎へ向かう道中の噺。『おおばけ』黒石藩の若者・真之介が殿の命を受けて長屋へ住み込む噺。万松を始め長屋メンバーの個性を育ててきたシリーズだけに、各々の特性をゲストを迎えて巧く発揮させて楽しませてくれる。人情や笑いを丁度良い塩梅でまぶしてあるから安心して読めるし、ちょっとホロっとさせるところもあるのが憎い。気になっている鉄斎とお染の仲もホンの少し進んだ感じで次巻も楽しみ🎵2025/06/13
タイ子
83
本所の居酒屋「栄屋」にはおけら長屋の面子も勢ぞろいってことで毎度のごとくお猪口は飛ぶわ、とっくりを抱いてる男もいるわで今回も大賑わい。戯作者が一発当てようと話題の尽きないおけら長屋に住み始めたり、鉄斎目当てのお近という女も現れたりでお染もイライラ。早くくっついてしまいなよお二人さんて言いたいとこだけど、大人すぎるからねぇこの二人。なるようにしかならないか。次は3年前のお満と万造の長崎道中の出来事。今語られる笑いと涙の真実ってどうよ。おもしろ~い。覚悟と絆と粋な人生のおけら長屋、ステキです。2025/05/16
ぶち
78
キタァーーー第3巻(^o^) 今回は、万造に大いに泣かされちゃった。万造と母親の関係が垣間見える話に、私弱いんです。でも、この短編のオチにズッコケて、涙も瞬時に渇いてしまいました。笑わせてくれるじゃん、作者さん。まいりました、脱帽です。それにしても、鉄斎とお染めの仲はなかなか進展しませんねぇ… いい大人なんだからさっさと… いやいい大人だから万松や八五郎のように後先考えずに猪突猛進できないのか… 2025/05/17
itica
62
あまりの馬鹿らしさに笑って、のちにほのぼのとして、最後に泣かされる。今回の三編もまさにそれ。おけら長屋の空き部屋に越してきた男が起こした騒動「のほほん」、三年前の話だが、長崎に旅立ったお満を追いかけた万造が旅の途中で騙された「まねごと」、黒石藩の頼りない新之助を鍛えるために送り込まれたおけら長屋で、意外な結末を迎えた「おおばけ」のどれも良かった。癒されたなー。 2025/06/06
ぼっちゃん
57
黒田藩主が気弱な小姓を鍛え直すため、おけら長屋に送り込むが、そこで小姓は藩主を裏切ってもある人を守ろうとし、人としての覚悟を身につける「おおばけ」が良かったです。また万造がお満を追いかけて旅路にでた時の話である「まねごと」も良かった。2025/05/11
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