出版社内容情報
累計222万部突破の人気シリーズ、第三弾!
〝人情とお節介〟で有名な、本所亀沢町のおけら長屋では、今日も笑いと涙の珍騒動が巻き起こり――。
便利屋《万松屋》が大人気戯作の題材に「のほほん」
三島でお満と再会した万造、路銀をくすねた盗人を侠客親分と追う「まねごと」
黒石藩藩主の高宗は気弱な小姓を鍛えるため、伏魔殿・おけら長屋に送り込む「おおばけ」の三篇を収録。
大人気時代小説第三弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぼっちゃん
50
黒田藩主が気弱な小姓を鍛え直すため、おけら長屋に送り込むが、そこで小姓は藩主を裏切ってもある人を守ろうとし、人としての覚悟を身につける「おおばけ」が良かったです。また万造がお満を追いかけて旅路にでた時の話である「まねごと」も良かった。2025/05/11
タイ子
45
本所の居酒屋「栄屋」にはおけら長屋の面子も勢ぞろいってことで毎度のごとくお猪口は飛ぶわ、とっくりを抱いてる男もいるわで今回も大賑わい。戯作者が一発当てようと話題の尽きないおけら長屋に住み始めたり、鉄斎目当てのお近という女も現れたりでお染もイライラ。早くくっついてしまいなよお二人さんて言いたいとこだけど、大人すぎるからねぇこの二人。なるようにしかならないか。次は3年前のお満と万造の長崎道中の出来事。今語られる笑いと涙の真実ってどうよ。おもしろ~い。覚悟と絆と粋な人生のおけら長屋、ステキです。2025/05/16
umeko
12
面白かった。相変わらずの面々が楽しませてくれる一方で、胸にグッとくる物語。ますますバージョンアップするおけら長屋に、次巻の発売が待ち遠しい。2025/05/14
アンベラー
5
相変わらずのオケラ長屋 住む人一人一人が生き生きしていて本当に元気貰えるし、なけてくる話が多いその後心和む場面がありホッコリ まだまだ続けてくださいお願いします2025/05/15
コニタン
4
畠山健二先生作者「富士照日」とは笑いました。楽しく泣かせるおけら長屋でした。2025/05/11