出版社内容情報
軍神を討て!
関東の覇権争いに巻き込まれた騎西城。
難攻不落の城が落ちた時、城主の娘の運命は――。
謙信の蛮行に復讐を誓う姫の生涯を描いた、歴史エンターテインメント!
武州騎西城は四方を沼に囲まれた、難攻不落の城――。この地は関東における上杉・北条の勢力境界線だった。永禄六年(一五六三)、城主の小田家国が北条方に与し、激怒した上杉輝虎(謙信)が大軍を差し向けてきた。奇策で沼を突破した輝虎は、籠城する六百名を次々と斬り捨てる。城主の娘月乃は、燃え盛る城を背に槍の名手五郎太と落ち延びる。 やがて月乃に復讐心が芽生え……。
内容説明
武州騎西城は四方を沼に囲まれた、難攻不落の城―。この地は関東における上杉・北条の勢力境界線だった。永禄六年(一五六三)、城主の小田家国が北条方に与し、激怒した上杉輝虎(謙信)が大軍を差し向けてきた。奇策で沼を突破した輝虎は、籠城する六百名を次々と斬り捨てる。城主の娘月乃は、燃え盛る城を背に槍の名手五郎太と落ち延びる。やがて月乃に復讐心が芽生え…。
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学卒。93年『黒牛と妖怪』で第一七回歴史文学賞を受賞し作家デビュー。2015年「耳袋秘帖」シリーズで第四回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』で第二一回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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となりのトウシロウ
61
武蔵国騎西城の城主の娘・月乃は戦さも知らずに育つが、上杉輝虎(謙信)の気まぐれにより騎西城が攻められ呆気なく陥落。月乃は槍の名手・五郎太と共に落ち延びる。タイトルとおり謙信の命を狙うのだが、そこまでが長い…。義を重んじる謙信というイメージがあるが本作ではキレやすい無茶苦茶な武将として描かれていて、何だかなぁ。ストーリー展開といい、人物の描き方といい、謙信を襲うシーンとか、うーん、何とも残念な感じ。2025/06/11
イシカミハサミ
14
武蔵国騎西城を舞台にした時代小説。 上杉謙信の気まぐれ(?)によって撫で斬りになった 城の姫の復讐劇。 雰囲気としてエンタメ寄りの読み味で、 起こっている出来事に対して文体はポップ。 もう少しグッと沈ませてほしかった感もあるけれど、 それは風野さんに期待するところではないだろうな。2025/05/17
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