出版社内容情報
累計14万部の人気シリーズ、集大成の旅!
恩ある食堂が、閉店するという。
佳代はキッチンワゴンに飛び乗り、一路函館へ。
どんな苦境にも、おいしい料理で前を向く!
緊急事態宣言下、移動調理屋〝佳代のキッチン〟も休業を余儀なくされた。〝巣ごもり〟〝内食〟が推奨される中、佳代は函館の食堂『自由海亭』閉店の報を聞く。佳代の作る名物料理〝魚介めし〟に深いゆかりがある食堂だ。佳代は居ても立ってもいられず、キッチンワゴンを駆って北へと向かった。こうして、お世話になった仲間たちに再び会いにいく、佳代の長い旅が始まった!
内容説明
緊急事態宣言下、移動調理屋“佳代のキッチン”も休業を余儀なくされた。“巣ごもり”“内食”が推奨される中、佳代は函館の食堂『自由海亭』閉店の報を聞く。佳代の作る名物料理“魚介めし”に深いゆかりがある食堂だ。佳代は居ても立ってもいられず、キッチンワゴンを駆って北へと向かった。こうして、お世話になった仲間たちに再び会いにいく、佳代の長い旅が始まった!
著者等紹介
原宏一[ハラコウイチ]
1954年、長野県生まれ。97年に作家デビュー。2007年『床下仙人』が第一回啓文堂書店おすすめ文庫大賞に選ばれるなどベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるま
10
初読作家 あちゃぁ またまたシリーズ作品だったんだねぇ 14万部の人気シリーズとのこと 第4弾にして、集大成?これで完結編なの?主人公の佳代は移動調理販売者で日本全国の津々浦々を気ままに移動して、かつての仲間をアポなし訪問(その仲間というのが、既刊の3作品に登場するのかな?)困っている人を見ると手を差し伸べたくなる優しさを持ち合わせる佳代 心温まる物語 探し続ける両親には。。。けれどかつての恋人とは劇的に再会を果たして。。。 既刊3作の遡りも決定だね(幸いすべて図書館の蔵書ありの確認済み)おもしろかったね2025/04/30
NAOAMI
10
ラストツアーに相応しく今までのエピソードをなぞる。忘れていた過去作も地名と人名+佳代の振り返りモノローグがあれば何となく思い出せてくる。網羅的なため1章における深みはさほどでもなく、物語としての厚みは無い。今さら彼女が自分の存在とは?に悩んでもしょうがないじゃん(笑)。彼女が辿った土地に何かがちゃんと芽生えているし、育まれてもいる。その事実だけでいいんだよ。俺が!私が!出張って何とか解決しちゃる!という濃さはサスライには似合わない。程良きお節介がヒトとヒトを結び付けていく。その連鎖を愉しむ物語なんだから。2025/01/05
Nobuko
5
シリーズ最終回 おいしそうな料理の数々2025/04/06
なんてひだ
5
終わっちゃった。思い出巡りの回になってたよ、こっちもあー懐かしいって感じたよ。人との繋がりって大事なんだなぁ、だって手を差し伸べてくれるから、ね。青山剛昌さんはコナンの最終回は既に考えてあるって言うけど、原宏一さんもこれを書きたかったのかなぁ。あー隻眼の残像早く見たいって事2025/03/11
minu tanu
2
旅行好きにはたまらない作品だけに完結は残念。2024/12/15