出版社内容情報
増強された呪術の力で、次こそは現代人たちを呪い殺す……
つもりが、またしても幸せにしてしまう!?
笑いと涙と怒濤の伏線回収に翻弄される、シリーズ第2弾!
お梅、ぱわああっぷ!!!!
今度のお梅は、空を飛ぶ!
戦国時代以来の封印が解けて復活し、現代人を呪い殺すつもりが、ブランクが長すぎて間違えて人々を幸せにしてしまった呪いの人形・お梅。新たに習得した空中浮遊・胴体分離の能力を駆使し、次こそ人間を呪おうと意気込むが……。お受験家族、二世帯住宅など行く先々の不幸を煽り、現代人を呪い殺せるか。涙と笑いと呪いの大好評オカルトハートフルコメディ、第2弾!
内容説明
戦国時代以来の封印が解けて復活し、現代人を呪い殺すつもりが、ブランクが長すぎて間違えて人々を幸せにしてしまった呪いの人形・お梅。新たに習得した空中浮遊・胴体分離の能力を駆使し、次こそ人間を呪おうと意気込むが…。お受験家族、二世帯住宅など行く先々の不幸を煽り、現代人を呪い殺せるか。涙と笑いと呪いの大好評オカルトハートフルコメディ、第二弾!
著者等紹介
藤崎翔[フジサキショウ]
一九八五年、茨城県生まれ。高校卒業後、六年間お笑い芸人として活動。2014年『神様の裏の顔』で第三十四回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
444
続編があるとは笑 とはいえ、お梅の拾い主に捻りがなくなってきており、500年前の呪いの人形が令和の現代に!というミスマッチの妙が早くも薄れてきている。前作ではYouTuberや引きこもりとの掛け合わせが良かったのに、そんなにいくつもネタがないのだろう。各話のオチのつけ方も前作の焼き直しっぽいものばかり。笑いの鮮度もやや落ちて、ぷろろおぐでの次郎丸との会話が一番面白かった。障気が倍になってるらしいのに何のフォローもなく、一話目の最後で臭いといわれていたのが何か意味あるのかと思えばそこは伏線ではなかった。2024/12/18
しんごろ
250
いやあ、笑った。お梅、パワーアップしてこれかい。前作を読んでいれば、ぷろろをぐでパワーアップの内容を書いてることで、フリだと約束のお墨付き。第一話目から、飲んでるお茶噴き出しそうになって笑った。そして、今、お騒がせしてるテレビ関連に似たネタが…。藤崎さん、元芸人だけあって、偶然なのか狙ってたのか、なかなかのタイムリーなネタ。お梅、狙った人はダメだけど、お梅が気づかずに間接的に不幸に陥れてたね。お梅が現代について、学ぶ努力をしてたからだね。その賜物だ。この展開は続くな。気長に続編を待つとしよう。2025/02/11
海猫
221
ホラー・コメディー第2弾。お梅は空中浮遊と胴体分離の能力を習得し、ぱわああっぷ!!!今回も連作短編集的な内容。フォーマットは前作同様だが、凝った技巧が使われた話に驚くのでマンネリ感が無い。笑わされるだけでなく事の真相がお梅以上に恐ろしくゾッとしたり、仕掛けにまんまとハマってしてやられた気になったり、内容的にもパワーアップ。この著者、かなり芸達者だね。各話、社会的なテーマを扱っているのも興味を惹かれるし、ゆる~く話が繋がっているのも面白い趣向。相変わらずのユーモアが楽しい。お梅の三度目の登場もあり得るかも?2025/07/09
タイ子
172
第二弾。お梅の呪いの念はますますぱわああっぷしております。どうやって人間を不幸のどん底に落としてやろうか。自殺願望?いいじゃない、お手伝いさせていただこう。シングルマザーの息子は反抗期、母親をババアよばわりし始めた。いいぞ、いいぞ、生きることに失望し始めた母親は心中まで考えてるってか。私立の小学校に行かせたい親は娘に必死に面接の練習をしている。陰で失敗の念を送るお梅。不幸を願うお梅が今回からすごいワザを身に着けた。空中浮遊、首と胴体が離れるぱわああっぷの妙。だけどやっぱり愛すべきお梅ちゃんなのだ。2025/01/01
のりすけ
168
お梅ちゃん、再び。相変わらずキュートでかわいいお梅ちゃん、うちにお迎えしたいお人形No1の座は揺るがず。何より、心優しき者たちは幸せになり、そうでないものは…という、お梅ちゃん自身が与り知らぬところできっちり呪い(弱体化はしてるけど)が発動してるところが善き。お梅ちゃんのおかげ様をもちまして「日本人形ホラー」が「ウフッ、カワユス」となり、全然怖くなくなっちゃったよぅ。2025/07/14
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