祥伝社文庫<br> やわらかい砂のうえ

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祥伝社文庫
やわらかい砂のうえ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784396350291
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

かっこよくないあなたと、めんどくさい私。
それでいいのだ、きっと。
甘いだけじゃない「恋愛」と「友情」と――。
共感度100%の成長物語

「行きつ戻りつ、ヨタヨタと変わっていく人々の姿を丁寧に描き出す小説。」
井上荒野

砂丘の町出身の万智子は、大阪の税理士事務所で働く24歳。自分に自信がなく、恋愛は選ばれし者がするものだと思っている。そんな万智子がウェディングドレスサロンで週末限定のバイトをすることに。そこで出逢った男性に、人生初のときめきを覚えるも、恋をするほどに自分の面倒くささと向き合うことになり……。変わろうと奮闘する女性の、人生が愛おしくなる物語。

内容説明

砂丘の町出身の万智子は、大阪の税理士事務所で働く二十四歳。自分に自信がなく、恋愛は選ばれし者がするものだと思っている。そんな万智子がウェディングドレスサロンで週末限定のバイトをすることに。そこで出逢った男性に、人生初のときめきを覚えるも、恋をするほどに自分の面倒くささと向き合うことになり…。変わろうと奮闘する女性の、人生が愛おしくなる物語。

著者等紹介

寺地はるな[テラチハルナ]
1977年、佐賀県生まれ。2014年『ビオレタ』で第四回ポプラ社小説新人賞を受賞しデビュー。20年『夜が暗いとはかぎらない』で第三三回山本周五郎賞候補、21年『水を縫う』で第四二回吉川英治文学新人賞候補、同年同作で第九回河合隼雄物語賞受賞。『川のほとりに立つ者は』で2023年本屋大賞九位入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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さてさて

156
『恋愛は選ばれし者がおこなうものだとさえ思っている』。二十四歳で、男の人とはじめて付き合うことになった砂丘の町が出身の主人公・万智子。この作品ではそんな万智子がさまざまに思い悩む中に確かな成長を見せていく姿が描かれていました。寺地はるなさんらしく、何も起こらない当たり前の日常に物語が静かに描かれていくのを見るこの作品。そんな物語の中に、「やわらかい砂のうえ」という書名が繰り返し浮かび上がるこの作品。どこまでも寺地さんらしく展開する物語の中に、寺地さんらしく綴られた言葉の数々を噛み締める、そんな作品でした。2024/11/13

Karl Heintz Schneider

45
24歳の万智子はひょんなことから知り合った男性に一目ぼれする。しかしながら、それまでの人生で男性と付き合ったことのない彼女は、どうしていいかわからない。「生まれ育ったのとは違う場所で、知り合いもほとんどいない。そんな場所で暮らすことは、やわらかい砂の上を歩くように心もとない。」私は読んでいる小説のタイトルの由来が気になるタイプなのだが寺地さんの小説は、わりと序盤にそれが明かされるので安心して読める。彼女の小説はこれで6冊目だが、どれもすぐにそれがわかる。「川のほとりに立つものは」などはその代表例だ。2024/04/11

タルシル📖ヨムノスキー

39
家族や知人がどう思うか分からないけれど、自分はそこそこ真面目でかなり融通が効かない性格。おまけに自己肯定感が低く、承認欲求が人一倍強いという、もしかしたらこの物語の主人公・万智子より面倒臭い性格なのかも。万智子の思考パターンには思い当たる部分も多々あって、読んでいて共感しつつも辛くなり…。まず大切なのは、良い部分も悪い部分も含めて丸ごと自分を好きになること。そして自分以外の誰かに対しても「良い」部分だけを求めるのではなく、欠点も含めて受け入れること。こうやって書くのは簡単だけど、実際にはなかなか難しい。2024/01/30

mayu

32
税理士事務所で働く万智子が客先で出会った了さんのウェディングドレスを作る仕事の手伝いをきっかけに緩やかに変化していく物語。了さん始め、美華さんや冬さんは軸がしっかりしていて温かくて素敵だ。『自信を持つ』というのは褒められても貶されてもそれを気にしているうちは自分の評価を他人に委ねている。という言葉にハッとした。自分の中の正しさで他人を裁く人が多い今の世の中で自分の正しい、正しくないは自分のものであってそれを他人の人生に当てはめて人を判断して裁くなんて確かに違う。そんな事を考えた一冊。2024/01/21

きょうりゅう🦕

29
『「美しくなる」とは他の誰かのようになることを目指すのではなく、自分が自分のまま世界と向き合う力を得ることなのだ。 』恋愛経験がなく自分に自信もない万智子が、ウエディングドレス工房でお手伝いをする中で好きな人や友達ができ少しずつ変わっていくお話。素敵な表現が散りばめられていて、本当にに最高でした。「砂のうえを歩くような心もとない日々」でタイトルの意味に感嘆しました。その他、自分の未熟さや自信を持つこととは何か等、私が日々悩んでいることもフッと軽くする言葉たちにたくさん出会えました。出会えてよかった本です。2024/02/01

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