出版社内容情報
犯罪者更生を支援する男はなぜ殺された?
帰って来た多門剛! 裏社会、全面戦争!?
暴力団+刑務所、10万人を皆殺しにするのは誰だ?
陸自、やくざという異色の経歴を持つ始末屋多門剛。刑務所で同房だった滝沢が殺された。出所後、前科者の更生に取り組んでいた滝沢は、募金詐欺犯を追って返り討ちに遭ったのだ。事件の鍵を握る組員進藤も殺されるや、全国の広域暴力団傘下で、多数の事務所爆破が勃発。滝沢殺しの実行犯として浮上した半グレ集団の目的は、闇社会の殲滅なのか? 多門が吼えた!
内容説明
陸自、やくざという異色の経歴を持つ始末屋多門剛。刑務所で同房だった滝沢が殺された。出所後、前科者の更生に取り組んでいた滝沢は、募金詐欺犯を追って返り討ちに遭ったのだ。事件の鍵を握る組員進藤も殺されるや、全国の広域暴力団傘下、多数の事務所爆破が勃発。滝沢殺しの実行犯として浮上した半グレ集団の目的は、闇社会の殲滅なのか?多門が吼えた!
著者等紹介
南英男[ミナミヒデオ]
1944年、東京生まれ。明治大学卒業後、雑誌編集者を経て二十代半ばに作家デビュー。青春ハードボイルド小説などを執筆し人気を博す。82年の『獣たちの謝肉祭』(『裁き屋』と改題)以降、ピカレスク・ハードボイルドやサスペンス・アクションに精力的に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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CEJZ_
2
1P17行。2023年刊、書き下ろし。何となく南英男の本を読んでみたいと思った。ほぼ毎月文庫が出てるといっても過言ではない南英男。それで書き下ろしなら新鮮でなお良い。多門剛、「毒蜜」決定版シリーズである。毒蜜…、徳光ではない、ましてや壇蜜でも。一瞬、毒蜜和夫という名前がアタマを過ぎった。書き下ろしだけあり、コロナ禍での飲食店の打撃、ダイハツ・キャンバスという軽自動車、ロシア・ウクライナなど最近の事物の一瞬の描写もあった。南英男の文庫は永久に出版され続ける。文庫ローンダリング。解説はなし。2023/07/09