出版社内容情報
毎日おまんまが食べられれば、悩むことなんか何もないんだ。
御用聞きの峰蔵と癖者揃いの店子が、捨て子たちの成長を見守る。
江戸を正直に生きた多彩な住人が織りなすほろ苦く、心温まる人情長屋噺。
柳原の御用聞き峰蔵の計らいで、才槌長屋に六人目の捨て子が引き取られた。長屋には妾斡旋の仲人、隠居の元幕臣、茶屋女など、世を厭う店子が暮らしていた。ある晩、住人で湯灌場買いの又八は、親しい寺男の暗い一面を目撃しやけ酒を呷る。帰途、若者に襲われ心身共にどん底に落とされるが、子供らの心優しい看病を受けた又八は……(「私雨」)。温かさ沁みる傑作!
内容説明
柳原の御用聞き峰蔵の計らいで、才槌長屋に六人目の捨て子が引き取られた。長屋には妾斡旋の仲人、隠居の元幕臣、茶屋女など、世を厭う店子が暮らしていた。ある晩、住人で湯潅場買いの又八は、親しい寺男の暗い一面を目撃しやけ酒を呷る。帰途、若者に襲われ心身共にどん底に落とされるが、子供らの心優しい看病を受けた又八は…。(「私雨」)。温かさ沁みる傑作!
著者等紹介
長谷川卓[ハセガワタク]
1949年、小田原市生まれ。80年、群像新人文学賞を受賞。81年「百舌が啼いてから」が芥川賞候補となる。2000年には『血路―南稜七ツ家秘録』で角川春樹小説賞を受賞。2020年11月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひさか
20
2011年1月竹書房時代小説文庫刊。書き下ろし。妻の佐藤亮子さんが加筆修正し、2022年12月祥伝社文庫化。夜鷹殺し、私雨、討っ手、夕日、お悠、の5つの連作短編。峰蔵親分の捕物帳、才槌長屋の又八と子供達、長屋の仇持ちの浪人、長屋のご隠居と押込み、妾奉公、と面白い多彩な話が収録されていて楽しめた。長谷川さんのセリフ回しや展開には絶妙のテンポがあって、物語世界に魅了される。"討っ手"と"お悠"の2編はもう少し先を語って欲しいところだが、余韻となって残るのが良いのかも。2023/06/03
ごへいもち
8
笑えるところも、気分が悪くなるところも2026/04/23




