出版社内容情報
馳月基矢[]
著・文・その他
内容説明
蛇杖院の蘭方医鶴谷登志蔵が消えた。深川に出没した毒の薬売り「黒暖簾」だと疑われたのだ。事件の背後に登志蔵を陥れるものの存在を知った見習い医長山瑞之助は、必死にその行方を追う。蛇杖院にも嫌がらせが始まるなか、四年前の悲劇が明らかに。医師は患者を前に何をなすべきか?登志蔵は姿を現わし、決断したのは…。一途さが胸を打つ時代医療小説。
著者等紹介
馳月基矢[ハセツキモトヤ]
1985年、長崎県五島列島生まれ。京都大学文学部卒。同大学院修士課程修了。2020年、『姉上は麗しの名医』で颯爽とデビュー。同作が第九回日本歴史時代作家協会賞文庫書き下ろし新人賞を受賞し、時代小説界待望の新星として注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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