出版社内容情報
この首都を、消させはしない
荒川決壊、巨大竜巻による大規模停電。
史上、最も悲惨な複合災害に防災専門官の
一人の女性官僚が立ち上がる。
真夏の金曜日、荒川上流を記録的豪雨が襲い、巨大な竜巻が東電の変電所を破壊した。防災専門官の文月祐美は官邸で対応に奔走。だが大災害の経験なき内閣は、政策ブレーンの顧問団に従い判断ミスを重ねていく。やがて荒川は決壊の瀬戸際へ。消防団員として最前線にいる夫、幼い息子、かけがえのない無数の命のため――。文月らは、保身に走る政治家と暗い影が覗く顧問団に反旗を翻す。
『東京クライシス 内閣府企画官・文月祐美』改題作品
内容説明
真夏の金曜日、荒川上流を記録的豪雨が襲い、巨大な竜巻が東電の変電所を破壊した。防災専門官の文月祐美は官邸で対応に奔走。だが大災害の経験なき内閣は、政策ブレーンの顧問団に従い判断ミスを重ねていく。やがて荒川は決壊の瀬戸際へ。消防団員として最前線にいる夫、幼い息子、かけがえのない無数の命のため―。文月らは、保身に走る政治家と暗い影が覗く顧問団に反旗を翻す。
著者等紹介
安生正[アンジョウタダシ]
1958年、京都市出身。京都大学大学院工学研究科卒。第十一回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、『生存者ゼロ』(宝島社)にてデビュー。現在、建設会社勤務の傍ら、執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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