祥伝社文庫<br> 死者の威嚇

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祥伝社文庫
死者の威嚇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 425p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784396347918
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

身元不明の白骨死体は、関東大震災で起きた惨劇の爪痕なのか? それとも――
関東大震災からまもなく100年。歴史ミステリーの傑作が復刊!

昭和六十年、関東大震災直後に虐殺された朝鮮人を追悼する集会が開かれた。震災当時、自警団員だった祖父を持つ葉山亜希子は、そこで宗田康司と出会う。会の途中、三年前の遺骨発掘の映像が流れると、なぜか彼は激昂し調査再開を訴えた。恋人と別れたばかりの亜希子は彼の熱意に惹かれるが、宗田は突如、姿を晦ました!
震災の亡霊が新たな悲劇を生む歴史ミステリー。

内容説明

昭和六十年、関東大震災直後に虐殺された朝鮮人を追悼する集会が開かれた。震災当時、自警団員だった祖父を持つ葉山亜希子は、そこで宗田康司と出会う。会の途中、三年前の遺骨発掘の映像が流れると、なぜか彼は激昂し調査再開を訴えた。恋人と別れたばかりの亜希子は彼の熱意に惹かれるが、宗田は突如、姿を晦ました!震災の亡霊が新たな悲劇を生む歴史ミステリー。

著者等紹介

小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京生まれ。83年「原島弁護士の処置」で、オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。87年『絆』で日本推理作家協会賞を、90年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞する。以降、社会派推理、時代小説の旗手として活躍。「風烈廻り与力・青柳剣一郎」シリーズは累計二二七万部を突破する大人気シリーズに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

158
来年は関東大震災から100年。本作は歴史の闇を小杉作家が30年以上前に、ミステリー仕立てとして刊行した初期の作品の新装版。なるほどのタイトルがしっくりくる。昭和という時代背景。デマに扇動される疑心暗鬼や恐怖。登場人物名が多くて多少手こずるのは正直なところ。亜希子は頑張りすぎだろうと思うものの、真相が知りたくて最後まで読まされた。人間の懊悩や猜疑心はいつの世も変わらない。そして、事件はなくならないという現実。関東大震災は歴史として知っていても、その時こんな事があったと言う事実を人は都合よく忘れていく・・2022/03/30

あすなろ

83
小杉氏デビュー三年目にして長編五作目である本作に加筆修正されたという復刊新装版。書店平積みで惹かれ購入。読了後、この作品を復刊新装発売するとした氏や祥伝社の慧眼に感じ入る。つまり、この昭和史を我々は知らずに居る事に慄く作品であったからである。関東大震災直後に行われた朝鮮人虐殺の史実自体は知る人は多かろう。但し、それは教科書的無味乾燥な細き知識ではなかろうか。僕はそうであった。でも、史実としてある限り決してそんな細き事象である筈がないのである。その事象を目の前に突き付けてくれる作品であった。2022/04/30

えみ

63
読了後、「おぉ!!」となるタイトル。これ以上にこの小説の陰陽全てを表したタイトルは無いように思われる。『死者の威嚇』の意味が深く、重い。関東大震災、朝鮮人の虐殺、そして現代に繋がる殺人事件…どれもこれも人の生活を脅かし、恐怖を煽るのに十分な出来事。それらが絡まり合い、世の中の混乱はますます酷くなっていく。恐怖は思いもよらない形で平和な世の中に牙をむき、容赦なく襲いかかってくる。歴史に刻まれたいくつもの汚点は忌まわしい記憶として決して消えることなく当事者たちの記憶に残る。罪とは?贖罪とは?を考えさせられた。2022/03/01

ハートランド

5
小杉健治氏最初期の作品。 1986週刊文春ミステリーベスト10にランクイン2022/09/11

Yoko Oishi

3
ちょっと時代がかってるなぁと思ったらなんと1986年の物語。関東大震災直後に虐殺された朝鮮人を追悼するために遺骨を発掘するところから始まり、時代を前後しながら進むミステリー。それぞれの物語がカチリとはまるところはゾクゾクした。ミステリーとしても史実物としても読み応え満点。後書きでもあったけど、令和の時代に復刊されたこともとても意味があると感じた。2023/03/04

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