出版社内容情報
神奈川県警史上、最悪の一日!
世論の対立をあおる生活保護受給者連続殺人は、その序章でしかなかった。
警察小説シリーズ第二弾。
生活保護受給者を狙った連続殺人が発生。保土ケ谷署地域課の剣崎恭弥も、捜査本部で特命班を率いることに。そんな折、過去に恭弥が射殺した強盗犯の弟で、服役していた美作二郎が刑期を終えたことを知る。恭弥への強い恨みを抱いたまま……。さらに、所轄内で制服警官が襲われ、拳銃を奪われてしまう! 誰が何のために? だが、混乱に陥った県警を更なる激震が襲う。
内容説明
生活保護受給者を狙った連続殺人が発生。保土ケ谷署地域課の剣崎恭弥も、捜査本部で特命班を率いることに。そんな折、過去に恭弥が射殺した強盗犯の弟で、服役していた美作二郎が刑期を終えたことを知る。恭弥への強い恨みを抱いたまま…。さらに、所轄内で制服警官が襲われ、拳銃を奪われてしまう!誰が何のために?だが、混乱に陥った県警を更なる激震が襲う。
著者等紹介
柏木伸介[カシワギシンスケ]
1969年、愛媛県生まれ。横浜国立大学卒。第15回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞を受賞し、2017年に『県警外事課クルス機関』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えみ
45
事件は終わるのに終わらない痛みがある。抱えた罪がある。過去が蠢き何度も何度も記憶に刻まれた傷が疼き出し精神を貫いていくのは罰なのか。癒されないならもっと過酷な毎日で隠してしまえ…。第三者からはそんな無茶苦茶な人に見える。それが狂犬と呼ばれる所以であるなら愛おしいとさえ思うほど警部補・剣崎恭弥に魅力を感じているのだろう。そんな彼の命を狙う者がいるとの情報、生活保護受給者を狙った連続殺人事件の発生、警察官襲撃事件、ネットへの不穏な書き込み。現代社会の闇に其々の思惑を重ねた重大事件が剣崎を試すように襲ってくる!2024/06/14
GAKU
35
シリーズ第2作。複数の事件が同時に発生するが、それぞれ一件落着。今回はあまり剣崎の狂犬ぶりが出てなかっtかな。半倉となんだかんだ良い関係になってきているような気が。続けて3作に行きます。 2024/07/17
たーさん
15
前回の事件を解決後、県警捜査一課から保土ヶ谷署地域課に異動になったハマの狂犬こと剣崎警部補。管内で生活保護受給者を狙った連続殺人事件が起き助っ人として特捜本部に参加。特命チームと共に事件を追うが…。今回は狂犬ぶりがおとなしめで優秀な敏腕刑事な剣崎刑事。拳銃はすぐぶっぱなすけど。殺人、誘拐、拳銃強奪と複数の事件が同時多発的に起こるモジュラー型の警察小説です。ちょっとフロスト警部を思い出します。生活保護や貧困問題にもスポット当てた社会派の側面もありもう少し長く書いても良かったのにと思いました。2023/05/08
ドットジェピー
6
面白かったです2024/10/06
chikap610
4
いいですね。危うい主人公のメンタルに無神経、傲慢、我儘な周囲の人達。社会問題、まぁコメントは不要ですよね。続編お願いします!2021/10/28
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