内容説明
白昼の銀座で薬物中毒者の男が四十一人を殺傷した後、飛び降りて死亡した。男は死の直前「天使様」と叫び、現場からは天使の意匠が施された“スノウ・エンジェル”と呼ばれる未知の合成ドラッグが発見された。違法薬物ビジネスを展開する男、白竜の逮捕を急ぐ麻薬取締官・水月笙子は、戸籍を捨て失踪中の元刑事・神西明に協力を要請。神西は薬の売人・伊佐に接触を試みるが…。
著者等紹介
河合莞爾[カワイカンジ]
熊本県生まれ。早稲田大学法学部卒。出版社勤務。2012年、『デッドマン』で第三二回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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