内容説明
高校生の鷹代航はある夜、駅の駐輪場で倒れている誰かを目撃する。血溜りに横たわっていたのは自身の祖父、章吾…?その瞬間、頭に衝撃が走る。目覚めると、航と章吾の身体が入れ替わっていた!?捜査をしようにも肝心の章吾は、事件当日の記憶が抜け落ちている。仕方なく二人はお互いの人格を演じたまま、事件の真相を探ることに…。ジジイと孫の謎解き物語、開幕!
著者等紹介
水生大海[ミズキヒロミ]
三重県生まれ。出版社勤務、漫画家を経て2005年、チュンソフト小説大賞(ミステリー/ホラー部門)銅賞受賞。08年「罪人いずくにか」で島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作を受賞、翌年『少女たちの羅針盤』に改題しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぷに丸
6
事件をきっかけに中身が入れ替わってしまった祖父と孫のそれぞれの視点から、次々と起こる謎について情報が与えられ、それが解決されていく様がとても面白く読めました。お互いの立場になってみたからこそ分かる事をそれぞれが感じて成長していく姿も印象に残っています。2021/07/28
こばゆみ
5
63歳の男性が何者かに襲われ重症を負い、その直後に偶然駆けつけた高校生の孫と、中身が入れ替わってしまうお話。祖父と孫が協力(?)しながら身近で起こるちょっとした謎を解きつつ、祖父が誰に襲われたかを最終章で明かす流れで、「入れ替わり系」の話は割とありがちだけれど、エンタメ色強くて楽しめた(^^)2021/05/14
Bフォレスト
1
入れ替わりものはあまり得意ではない。入れ替わり自体がストーリー展開に大きな意味を生み出せるのであれば良いのだがこの作品では孫(航)と祖父(章吾)の入れ替わり自体はあまり大きな意味がなかったように思う。 章吾を刺した犯人も伏線が効いていたが、何も入れ替わらなくても展開できた気がする。 何故か航の推理力が冴えるといった展開もやや唐突であった気がする。2023/07/07
kokokano
1
男女の入れ替わりではなく、 祖父と孫との入れ替わりもの。 ライトな感じで軽い気持ちで読める。 もう一捻り欲しかった。2022/10/10
へいぞう
1
📕📕📕2022/05/20