内容説明
毒殺事件が起きた小樽の龍宮神社で、浅見光彦は偶然、天地龍之介と再会する。神社では榎本武揚が隕石から作らせた流星刀が公開されていた。同日、小樽の海岸で他殺体が発見される。二人は石川啄木を暗示する遺留物から連続殺人を疑うが、被害者に繋がりはない。やがて、流星刀をめぐる謎の刀匠が浮上するや、第三の悲劇が!名探偵二人に解けない犯罪の方程式はあるのか。
著者等紹介
柄刀一[ツカトウハジメ]
1959年、北海道生まれ。公募アンソロジー「本格推理」への参加を経て、98年『3000年の密室』で長編デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ち~
32
龍之介一行が休暇で訪れた小樽の龍宮神社。特別に公開される秘宝・流星刀を見物に来たところで殺人事件に遭遇する。そこで取材に来ていた浅見と偶然の再会をした。流星刀、榎本武揚、石川啄木、刀匠の家系に伝わる秘密、グッと興味を惹きつけられるwordを散りばめつつ、3つの事件がおこる。名探偵のひらめきと、天才の頭脳、それぞれの持ち味を活かしての解決が素晴らしい。最後の流星が繋ぐ奇跡が良かった。第3弾も切に希望します!(龍之介シリーズもそろそろお願いします)龍宮神社の流星刀、創作かと思ったら本当にあったんですね。2021/06/10
coco夏ko10角
18
浅見光彦と天地龍之介の競演第2弾。小樽で事件現場で再会し…。推理では龍之介の能力が。そして千小夜さんとのことに進展とまではいかないけど心の動きみたいのがあったのに驚いたし、天地龍之介シリーズの新作欲しくなった。2023/07/20
一五
8
浅見、天地のAAコンビ2冊目、楽しめた。流星刀という、隕石から造られた刀(聞いたことあるような気もする)を、巡っての事件? 探偵2人の人柄良いし まわりが良いし…。小樽に現物あるのかぁ、流星刀。 2021/10/20
samandabadra
0
これは2冊目でしたか。両探偵がお互いがお互いを高め合う形でVSという形で語られるものの様には見えませんでしたが。それはそれで、小説自体は楽しめましたが2022/02/13
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