内容説明
巨大台風が九州に迫る頃、カジノ誘致を目論む代議士の要請で、十一階建ての豪華クルーズ船が航路変更の上、強行出航した。乗員乗客二千名の中には銀座第一消防署の女消防士・神谷夏美の姿もあった。深夜、突如、異音と共に排水が逆流し船が傾き始める。避難誘導されるなか、業火が夏美と逃げ遅れた乗客の退路を塞ぐ。装備も救援もない状況で、夏美たちは脱出できるのか!?
著者等紹介
五十嵐貴久[イガラシタカヒサ]
1961年、東京生まれ。成蹊大学卒業後、出版社勤務。2001年『リカ』で第二回ホラーサスペンス大賞を受賞し、小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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