祥伝社文庫<br> 銀杏手ならい

個数:
電子版価格
¥770
  • 電子版あり

祥伝社文庫
銀杏手ならい

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年06月23日 01時22分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 338p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784396346652
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

子に恵まれず離縁され、実家の手習所『銀杏堂』を継ぐことになった二十四歳の萌。女先生と侮る悪童らに振り回されながら、忙しない日々を送っていた。ある朝、銀杏堂の門前に女の捨子を見つける。自身も血の繋がらぬ両親に愛情深く育てられた萌は、その子を「授かりもの」として育てることを決心するが…。真っ直ぐに子どもと向き合い成長する、時代人情小説の傑作。

著者等紹介

西條奈加[サイジョウナカ]
1964年北海道生まれ。2005年『金春屋ゴメス』で第一七回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、デビュー。12年『涅槃の雪』で第一八回中山義秀文学賞を受賞。15年『まるまるの毬』で第三六回吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふじさん

99
時代を担う子どもを教える手習所が舞台の作品。子どもに恵まれず離縁された24歳の萌は、実家の手習所「銀杏堂」を継ぐことになる。銀杏堂に通う子どもたちは、身分、能力、年齢も様々で若い萌は、悪戦苦闘の日々を送る。銀杏堂の門前に女の子の捨子を見つけ、自身も血の繋がらぬ両親に愛情深く育てられた萌は、その子を育てる決心をする。多くの人々に支えられ手習所の先生として成長する姿が頼もしいし、子を育てる親としての頑張りも微笑ましい。萌の成長の物語であると同士に、学問の在り方が問う作品でもある。学ぶべきことが多い作品。2023/09/08

ふう

87
江戸時代の手習い所が舞台の物語ですが、今の時代にも通じる考えさせられる内容でした。若い萌先生の、少し頼りないけど子どもを見つめるやさしいまなざしや、悩みながら自分も成長していく姿が、子どもを教え育てるために最も大切なものだと思います。西條さんの作品はまだ3冊目ですが、どれも帯にあるように「笑ってほろり」とさせられるものでした。2021/05/22

優希

79
面白かったです。とても素敵なあたたかい短編集でした。真っ直ぐに子供と向き合う萌の姿を見ていると「ありがとう」と言いたくなります。一緒に向かい合いながら成長していく姿に胸が打たれました。2021/09/08

はつばあば

74
昨日直木賞を貰った西條奈加さんの、別本ではあるが読めた事に感謝。とても綺麗なのですこの本。見目じゃなく内容が(;´∀`)。勿論表紙も綺麗なのですが、ウマズメだからと婚家から放り出された萌。・・そういう昔ながらの家って息子に種がないとか思わないのかしらねぇ(~_~メ)・・。手習い所には手強い子供達が。いえいえ今の子供達もそうですが、難しい字が読めても書けない子や、絵でしか表現できない子とか、結構手こずりそうな子もいますが、一人ひとりに向き合う姿勢が、現在の先生より楽しそうなと思える萌先生と母の美津先生です。2021/01/21

えみ

69
ありがとう。と言いたくなる爽やかさ。日々の暮らしの中で刺激を受けて成長するのは何も子どもだけではない。大人も子供に成長させてもらえるのだと、手習所『銀杏堂』で学問を教える萌先生にその身の成長をもって納得させてもらえた気がする。子どもに振り回されながらも一人一人の特性にあった学問を…と愛情持って接する萌先生。時に甘く見えることもあるけれど、しっかり子どもたちを見るその温かな眼差しは救いだ。覚えが悪い子にも秘めた才能が有り、手習に通えない子にも学びは出来る、そして捨て子にも愛される権利がある。今に通じる一冊。2021/07/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16641413
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品