内容説明
一日に十六粒を食する梅干し好き。新九郎は義兄今川義忠討死直後の混乱の中、幼い嫡男龍王丸と実姉北川殿を亡き者にせんとする刺客の目を欺き、知謀を以て家督争いを無血裏に解決。のちに、北条早雲となる(「烏梅新九郎」)。ほか、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康・真田幸村・武田信玄・上杉謙信、歴史に名を馳せる戦国七武将の“初陣”を鮮やかに描いた傑作短編集!
著者等紹介
宮本昌孝[ミヤモトマサタカ]
1955年、静岡県浜松市生まれ。日大芸術学部卒業後、手塚プロ勤務を経て執筆活動に。95年『剣豪将軍義輝』で一躍脚光を浴び、以後歴史・時代小説作家の旗手として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けやき
39
武者始めとは初陣のこと。ただしこの短編集では「武士として初めて命を懸けたこと」としている。歴史へのデビュー戦ということかもしれない。北条早雲、武田信玄、上杉謙信、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、真田幸村の武者始めを描く。面白かった。2020/05/21
マツユキ
12
北条早雲、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、真田幸村、武田信玄、上杉謙信の武者始め。若くても、賢く、荒々しく、イメージ通りなんですが、武田信玄はこんな人だったかな。別の信玄主人公を読んで作確かめたくなりました。真田幸村は、醜男。家康は、泣き虫ですが、人間関係を大事にし、薬にも詳しい。良い人なんですが、瀬名が気の毒…。ぶっ飛んだ謙信と、信長と二人の母が印象に残りました。どの話も、こんな人間関係があったのかと、面白かったです。2022/10/24
ちゃんどら
1
北条早雲、武田信玄、上杉謙信、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、真田信繁の7名の武者始めを描いた作品。武者始めイコール初陣というワケでは無い様でそれは読んでみるとわかります。とても面白かった、特に好きなのは武田信玄。このまま信玄のその後を描いて欲しいとも思いました。2023/02/27
tako_machida
0
7人の戦国武将の初陣を描いた短編集。コンセプトがはっきりしていて良かったです。個人的には武田信玄の話が好き。2021/04/29
Giyaman Teialuji
0
こら素晴らしく面白い!最高にすらすら読んでしまった。作者は油乗り切ってるねえ(^o^;)ふぉーっふぉっふぉっふぉ(^o^;)2020/07/14