内容説明
京の学僧から油商人となった松波庄九郎は、その類稀なる才知で相州三浦を討ち取り、さらなる戦を求めていた。狙ったのは乱の続く美濃。庄九郎もまた国盗りを胸に秘めていた。だがそこには、長井新左衛門尉の名で有力武将となったおどろ丸が、立ちはだかっていた。お互いの哀しき血の因縁を知らずに手を組むことになったふたりは、美濃盗りの激闘に名乗りを上げた。
著者等紹介
宮本昌孝[ミヤモトマサタカ]
1955年、静岡県生まれ。日本大学芸術学部卒業後、手塚プロ勤務を経て執筆活動に。95年『剣豪将軍義輝』で一躍脚光を浴び、歴史・時代小説の旗手として活躍。2015年『乱丸』で第四回歴史時代作家クラブ作品賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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