内容説明
娘から電話がかかってきた―。杉並中央署生活安全課「何でも相談室」通称0係に行方不明の女子高生・真紀の母親が訪ねてきた。早速、0係の冬彦と高虎が真紀の足取りを辿ると、父親との軋轢が浮上、さらに親友・紀香と晴美が何かを隠していると気づく。そんな中、大金を盗まれた相談者の孫が晴美だということが判明、金の問題も絡まって…。待望のシリーズ第六弾!
著者等紹介
富樫倫太郎[トガシリンタロウ]
1961年北海道生まれ。98年『修羅の跫』で第四回歴史群像大賞を受賞しデビュー。以降、時代小説や警察小説を中心に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きさらぎ
42
相変わらずの自己中男・冬彦さん。人の言ったことを華麗にスルーして自分の好きな方向に持っていく手腕に磨きがかかったよう。それにしても、妹の千里に対して冷たすぎない!? 妹にまで利子をとるとか考えられない! 今回の事件も、クズな大人が多数出現していや~な気持ちになったけど、まぁまぁスッキリな結末となった。ただラストが不気味。こんなダークな思惑があったとは。2019/08/15
koba
36
★★★☆☆2019/06/03
ハゲおやじ
32
久しぶりの作家(コロナの影響なのか? この出だし多いなぁ)。TVとは、キャストが違うからイメージ重ねられなくて、私には良い。今回も何となく身近で起きそうな事件と思う。”杉並歴史クラブ”の中に犯人がいると思ったんだけどね。でも、自分の娘にあそこまで見られているのに気付かない母親って…。色恋は、いくつになっても盲目にさせるのかなぁ。みなさんが書かれている様にエピローグから、次作で大きな動きがありそう。個性的なキャラがいっぱいで面白かったけど、どうなるのか?気になるね~。2021/08/01
ちょん
29
シリーズ何冊目だ?読みやすいのでついつい休憩に読んでしまうシリーズ(笑)捜査が「直感」に頼りすぎてるのでミステリー物としては絶対にあかんと思う(笑)今回は何がどう繋がってくのかワクワクしながら読めました✨続きが気になる終わり方が憎い。2022/12/22
ゆう
29
シリーズ6作目。女子高生行方不明事件、脅迫事件、大金盗難事件。今回も0係は盛りだくさん。高虎さん、警視殿のあしらい方が上手くなっている。2020/02/13