内容説明
「婚約破棄は、どのくらいの罪になりますか」横浜・鶴見区にある芳川法律事務所は弁護士の芳川と事務員・涼子で成り立っている。ある日、相談にやってきた高校教師の桐山希は、婚約を破棄してきた元恋人を訴えたいという。だが、希の態度から彼女の本心に疑問を持った涼子は、自分の想いを伝え…。(「卒業を唄う」)依頼人の心に寄り添い、小さな法律事務所は今日も奮闘中!
著者等紹介
藤岡陽子[フジオカヨウコ]
1971年京都府生まれ。同志社大学文学部卒業。報知新聞社を経て、タンザニア・ダルエスサラーム大学に留学。帰国後、慈恵看護専門学校を卒業。同時に小説を書き始め、2006年「結い言」が宮本輝氏選考の北日本文学賞の選奨を受ける。09年『いつまでも白い羽根』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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