出版社内容情報
長谷川卓[]
著・文・その他
内容説明
臨時廻り同心鷲津軍兵衛は、勘当した倅政吉を捜す旅籠の主吉兵衛から、長年捕縛を免れる一家皆殺しの凶賊野火止の弥三郎の手掛かりを得る。政吉と弥三郎一味の探索に乗り出すも、政吉は数年前に自死したことが判明、探索は暗礁に。しかし数日後、政吉の死を語った茶屋女が絞殺される!そんな折、軍兵衛はかつての剣の兄弟子を見かけ、不吉な予感を覚えるが―
著者等紹介
長谷川卓[ハセガワタク]
1949年、小田原市生まれ。早稲田大学大学院演劇専攻修士課程修了。80年、群像新人文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
jima
15
シリーズ4冊目。勘当した息子を探す年寄り、一家皆殺しにした盗賊、剣の兄弟子、臨時廻り同心や定廻り同心、隠密廻り同心、岡っ引き、下っ引き,等々。誰が誰やら、何が何だかわからなくなるほど。2021/09/23
あき
0
安定の面白さ、どのエピソードにも無駄がなく、細い糸がどんどん縒り合わさっていって、1つの大きな事件に繋がっていく様は見事としか言いようがない。毒虫というタイトルも良い。政吉も結も彦崎も、毒虫の毒で身を持ち崩したんだなあ。2020/08/21
これから考える
0
初めての作家さんです。安心の時代劇、気持ちよく読めました。シリーズの途中からなので、キャラがイマイチつかみきれなかったのが、残念でした。2019/10/12