出版社内容情報
辻堂魁[]
著・文・その他
内容説明
唐木市兵衛と暮らした幼き兄妹小弥太と織江の親戚にあたる金木脩が酔漢に襲われ重傷を負った。柳井宗秀の治療で一命をとりとめたものの、酔漢は実は金木の故郷北最上藩の刺客であることが発覚する。急遽、北最上に奔る市兵衛。そこでは改革派を名乗る一派による粛清の嵐が吹き荒れていた―領民を顧みず私欲を貪る邪剣集団が、市兵衛暗殺に牙を剥く!
著者等紹介
辻堂魁[ツジドウカイ]
1948年、高知県生まれ。早稲田大学文学部卒業後、出版社勤務を経て執筆業に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
106
風の市兵衛 弐「銀花」 小弥太、織江の引き取られていった北最上藩がらみの三部作完結編かな、さすが市兵衛さん向かうところ敵なし今回も冴え渡りましたね、最後は兄信正がきっちりと政治的始末をスッキリですね、それにしても弥陀ノ介さん活躍もせず妻を娶り赤ん坊までとは、市兵衛さん少し可哀想な2018/08/21
のびすけ
28
前々作・前作に続き、信夫平八から繋がる物語。金木脩が襲撃されたその裏側に隠された陰謀を探るべく、市兵衛さんは北最上へ。そこで入会地をめぐる中原一門と宝蔵一門の対立に巻き込まれる。雪の中の大立回りは壮絶でした。平八の忘れ形見の小弥太、織江との再会は嬉しかった。北最上藩の内紛はこれで一段落かな?またいつか、成長した小弥太と織江に会えるといいな。2023/05/30
はにこ
28
織江達の叔父である金木脩が暗殺されそうになり、市兵衛に助けられる。市兵衛は北最上藩の内紛に首を突っ込まなくてはならなくなる。市兵衛はお人好しすぎる気もするなぁ。藩のイザコザものはなかなか内容が複雑だなぁ。とりあえず北最上藩のは決着がついたけど、筧が復讐してきそう。2021/05/04
み
26
さくさくと♪今作も剣のみでした^^;あのお子さま絡みで巻き込まれ。市兵衞さん、幸せになって欲しいなぁ。2018/09/22
jima
24
昨年の9月にこのシリーズの1作目を読み始めて5ヶ月で図書館にある23作品を読み尽くした。今月、24作目が発売されるようだ。弐になって3冊目。北最上藩の内容が続いている。面白かった。2019/02/04