出版社内容情報
佐伯 泰英[サエキヤスヒデ]
内容説明
上覧剣術大試合開催を知るや、佐渡を出立して越後に修行の場を移した清之助は、長岡へ向かう途次、討手に追われる姉弟と出会う。彼女らは村上藩の内紛を報せる密書を父に託され、江戸に向かう道中だという。次々に押し寄せる刺客を迎え撃った清之助は、姉弟を江戸に送り届けるべく、策を巡らす。その春、江戸では惣三郎の驚くべき宣言が、一同を当惑させていた!
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年、北九州市生まれ。99年、初めて執筆した時代小説『密命』シリーズで一躍、国民的作家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まつけん
7
「密命」シリーズ巻之二十。副題「宣告」は、主人公 金杉惣三郎が 新抜流 神保桂次郎を来たる将軍吉宗発案の上覧試合で息子 清之助を打ち破る剣者に育て上げると宣告したことから。佐渡から越後長岡藩に入り、江戸に戻りながら武者修行を続ける清之助… 東国剣術界最長老 心貫流 奥山佐太夫から「清之助の好敵手に育て上げるには、そなたも身を捨てる覚悟が要ろう」という言葉に覚悟を決め、上覧試合の世話役を辞し、江戸を出て鹿島米津道場で物の怪に憑かれたように神保桂次郎を鍛え上げる惣三郎… 剣術一途の親子の猛稽古は続く。2020/05/27
しらたまはなこ
5
雪深い越後で五目帖先生に指導も受け、思いきり修行に励む清之助。惣三郎の親の愛。久しぶりに清々しい巻でした。2017/07/13
tak
4
様々な感情が入り乱れていくね。2017/02/18
俊一
3
過去読了分登録です。 修行中の清之助が、江戸に密書を届けに向かう姉弟を助ける話。2019/04/07
oguogumc
3
記録忘れ。2018/12/28
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- 和書
- キャプテンマークと銭湯と