出版社内容情報
沢村 鐵[サワムラテツ]
内容説明
“世界中の大量殺人の裏には、人を操るゲームマスターという異能者が潜んでいる”警視庁生活安全部の女刑事鷲尾の話を、国立署の晴山旭は一笑に付した。米軍の銃器横流し事件を単独で追う彼にはあまりに荒唐無稽な話だった。だが、参考人の事情聴取に訪ねた高校の校舎から突然、銃声が!階段を駆け上った晴山を凄惨な光景が襲い…。熱血刑事に迫る、最大の危機とは!?
著者等紹介
沢村鐵[サワムラテツ]
1970年、岩手県釜石市生まれ。2000年『雨の鎮魂歌(レクイエム)』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨーコ・オクダ
24
「クラン」シリーズの晴山の所轄時代の話。警察小説のつもりで読むと…正直しんどい(苦笑)もともと、学園モノ?とファンタジー系が苦手やから余計そう感じたのかも。「ゲームマスター」とやらが登場してからは、読み進めるのがホンマに苦行やった。購入したことを後悔しつつ、頑張って読了!アニメ化orドラマ化すれば、この世界観が好きな人にはウケるんちゃうかな?もちろん、ワタクシは観ないけどねーw2018/04/27
Junichi Yamaguchi
22
『夢見心地』… クランシリーズの前日譚的な… 沢村作品らしく非現実的でSF的な内容。 この物語の結末はシリーズに影響してくるのかな⁈ 楽しみに待とう。。2017/03/17
いーたん
20
『クラン』シリーズ(中公文庫)の主要人物である晴山旭巡査部長のスピンオフ。時系列的には『クラン』シリーズの前日譚にあたる作品。何故、出版社が違うのか。どういった意図や経緯があったのかは気になるところです。『クラン』シリーズは面白くて好きでしたので、当然そのスピンオフならということで手にしたのですが、本作は数ページごとに視点が変わってしまう構成だったので、読み難いし、誰にも感情移入は出来ないしで、正直駄作の評価になってしまいます。それでも、『クラン』シリーズのスピンオフということで企画自体は良かったです。2017/07/19
クルミ
10
世界中の大量殺人の裏には、人を操るゲームマスターという異能者が潜んでいる。事件を追っていた晴山旭に、警視庁生活安全部の女刑事鷲尾は話した。ゲームマスターという存在・事件。難しすぎてよくわからなかった。2024/10/21
やまかぶ
10
中公文庫で展開されているクランシリーズの外伝。主人公、晴山旭が所轄時代に経験した凄惨な事件が語られる。本編でも確か言及があったように思う。出版社の垣根を越えている事情は不明だが、内容はレーベルの風潮に合っている。日本の高校で発生する銃撃事件。教師と学生の殺し合い、過去の様々な事件に絡めながら、数々の事件の裏に“ゲームマスター”と呼ばれる異能者が関わっていることが示唆される。異能者の力がオカルトパワー全開で、開き直りにも思えるが、風呂敷を広げたからにはもうトコトンやってほしい。2017/03/15