出版社内容情報
一田 和樹[イチダカズキ]
内容説明
派遣社員の佐久間尚樹は、ネットで違法な裏稼業を営んでいた。だがある朝、何者かによって米国のサイバー軍需企業ベータ社の内部資料を暴露する正義のハッカーに仕立てられていた!ベータ社は最新のサイバー大量破壊兵器「B9」で、尚樹に執拗な攻撃を繰り返す。このままでは社会的に抹殺される―焦った尚樹は、天才ハッカー綾野ひとみとともに反撃に乗り出すが…。
著者等紹介
一田和樹[イチダカズキ]
東京都生まれ。経営コンサルタント会社社長、IT企業の常務取締役などを歴任後、2010年『檻の中の少女』で第三回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しろくまZ
11
「大藪春彦風味」のハッキング、サイバーセキュリティ小説。ハッキングしているときの描写やセキュリティ業界の様子が興味深い。2017/09/22
みやしん
8
あたかも「まんがでわかるサイバー戦争」の小説版といった赴き。主人公側も敵側も(多分)丁寧に手口を説明してくれるが、専門用語過ぎてちんぷんかんぷん。少ない理解力でもわかるのは、今スグ側にある危機。ざっくばらんな言い方だけどネットは怖い。個人を晒されると一瞬にして破滅がこれでもかと降りかかる。地球の反対側の自動車をマルウェアで乗っ取って操縦不能にするなんて恐ろしい。そんな攻守が逆転する展開は無責任に爽快だ。主人公周りの女達の股がユルいのもどこまでが本当? 2018/10/14
シアン
8
サイバーセキュリティに関して、日本は他国より遅れているとは聞くけれど、こうやって物語になってみると、本当に怖い。登場人物が何て言うか、とてもサイケデリックで、何となく入り込めなかったのが残念。2017/07/26
takachan
8
漫画チックな青春小説かと思って読み始めたけど、なかなかハードだった。最後のどんでん返しっぽいのは、ちょっとヒヤッとした。面白かったよ。フィクションの部分も実際はアレをモデルにしたんだろうな、みたいに読むと楽しかった。2017/03/17
ブランノワール
7
現実離れてしている部分とあり得る部分の融合が良かったです2017/02/17




