内容説明
「祖母は真鍋さんのこと、ふしぎな人だよ、あの人と話すだけで何でも解決できるんだよって」―東京から流れ着いて半年、「やまびこ不動産」で働く真鍋智也は、温かい同僚と美しい自然に、自分を取り戻しつつあった。やがて真鍋の前には、亡き兄の所縁を辿る女性や、母親との関係に悩む少年など、迷いを抱える人々が現れて…。清涼な夏の八ヶ岳で、切なる想いが響き合う。
著者等紹介
長田一志[オサダカズシ]
山梨県生まれ、早稲田大学教育学部卒業。新聞社勤務を経て、脚本家として刑事ドラマやサスペンスなど、数々のテレビドラマを手がける。2015年3月に発表した『八ヶ岳・やまびこ不動産へようこそ』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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柊文庫本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
19
『やまびこ不動産』続編。だけど主人公の能力は無くなって不動産の仕事の様子もあまり。橋の上の少女のその後がわかったのはよかった。2019/05/18
はづき
9
作者は、元々テレビ業界で働いていた方らしく展開が早い…。それぞれ抱えてるものはあっても夫婦の関係がいいなー。ひたすらに八ヶ岳に行きたくなる。2017/06/03
花火まま
7
前作が良かったので読んでみました。前作の真鍋さんの不思議な能力を軸にしたお話とは、又一味違った短編集。温かい人の繋がりと八ヶ岳の自然に包まれて変わっていった真鍋さんは、今しっかりと根をおろして。自分の未來もひらけていくだろうと予感させる。実際の地名、名所をスマホで調べながら「あ~、いってみたい❗」2017/03/18
kei
6
☆4 続編を読む時はいつもだけれど、登場人物にかなり親近感があり読み応えがあります。今回は真鍋さん奥さんも登場。奥さん優しそうないい人で良かった。まだこの後どうなって行くか気になります。3作目出ないかなー!2016/11/25
チェス
5
あれ?これって2作目なんだー、1作目はどんな話だったんだろう?2022/05/01