内容説明
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1997年の通貨危機を引き金に崩壊した32年間のスハルト政権、中継ぎのハビビ政権を経て民主的に選出されたワヒド大統領へ。現地で特派員として見続けたからこそ描けるインドネシア政治・経済・社会の変貌の様子を、国会の中から路上観察までリアルにレポート。原本は2000年発刊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
makimakimasa
6
3人の大統領が目まぐるしく交替した激動の世紀末を現地で過ごした特派員の集大成の著作。踊る会議で民主化を満喫する国民協議会や総選挙の楽し気な熱気が伝わってくる。現地で大ウケのジョーク「スカルノは女にクレイジー、スハルトは金にクレイジー、ハビビは単なるクレイジー、ワヒドは本物のクレイジー」「ゼロか無限大の国家機密:スカルノの愛人の数、スハルトの貯金額、ハビビの知能指数、ワヒドの視力、メガワティの体重」よく特徴を表していて傑作。ゴルカル党(菩提樹)、国民覚醒党(NU)、闘争民主党といった主要政党の変遷も掴める。2020/09/20
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