内容説明
鶴谷愛子は急逝した父から建築会社を継いだ三十歳の三代目女社長。黒髪のベリィショートに白い小顔、きりりとした切れ長の眼と、筋の通った高い鼻、意志が強そうに引き結ばれた口許をした気品のある美人だ。そんな彼女を、経理部の三上は副社長派からスパイを命じられ尾行していた。彼が見た、普段とまるで違う可憐で愛らしいもう一つの貌とは!?赤裸々な羞恥官能の傑作。
著者等紹介
草凪優[クサナギユウ]
1967年東京生まれ。日本大学芸術学部中退。シナリオライターを経て、2004年『ふしだら天使』で官能小説家としてデビュー。その圧倒的筆力と流麗な官能描写でたちまち人気作家となる。10年『どうしようもない恋の唄』で、「この官能文庫がすごい!」の大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ichi-papa
35
花房観音作品のようなものを探して、草凪優さんにたどり着きました。で、初めて草凪作品を読んでみたのですが・・・。う~~ん、少なくともこの作品は、いわゆる「エロ小説」でした(笑)。そういうシーンの描写はなかなかのものですが、それ以上の深みはありませんでした。まあ、「エロ小説」には深みは必要ないのかもしれませんが(苦笑)。まあ、一作読んだだけで草凪作品を論じるのもどうかと思いますので、もう一作ぐらいは読んでみたいと思います。2020/01/29
Swanky13
0
53冊目2024/09/06
スー
0
妥協妥協でゆるやかに死んでいくしかない主人公が、重責と逆境にあっても気高く生きるヒロインと運命の大恋愛をする話でもあり。表立っては説明されないけどスチャラカとは言いつつ本当はすべてを失って破滅したい主人公に望み通りの破滅を与えて、さらに新しい人生を与えてくれる真実の御主人様=女社長と出会う話でもあり、主人公を利用して望み通りの生き方を手に入れるしたたかで欲深い女社長を描いた物語でもあり。なんかこう、うまく言えんけど全体的には甘いけど苦みとかいろんな層がからみあって複雑な味がするケーキみたいな作品ですよ。2024/01/13
東側ギャン
0
よかった。草凪さんのエッチ小説全部いい2019/10/19