出版社内容情報
将軍剣術指南吉岡憲法に挑戦状を叩きつけたのは無名の宮本武蔵だった。が、宮本武蔵はもう一人いた…。書下ろし時代小説の草分け、峰隆一郎の名作が“新装版”として復刊!
内容説明
慶長十年(一六〇五)、江戸には幕府が開かれ、仕官先を探す浪人が溢れた時代であった。そんな世に忽然と現われた宮本武蔵は、武芸者として名を上げるべく京のの名門道場の主だった吉岡憲法に挑戦状を叩きつける。時同じく、美作宮本村の武蔵は同姓同名の男の噂を聞き、己が腕を恃みに京へと向かう…激しい剣戟描写に加え、既存の武蔵像を大胆に覆した剣豪小説の極北。
著者等紹介
峰隆一郎[ミネリュウイチロウ]
1931年、長崎県生まれ。日大理工学部から芸術学部へ転部し中退。79年、『流れ潅頂』で問題小説新人賞を受賞。以後、推理小説だけでなく、書下ろし時代小説文庫の先駆者として多くのベストセラーを生む。2000年、惜しまれながら逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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