内容説明
日々堂の女主人・お葉は店衆の政女を見舞いに訪れた。目の前で主を斬殺され自身も肩を斬られた政女を、一刻も早く立ち直らせたかったのだ。滋養をつけてもらうため携えた桜飯には、便り屋仲間の励ましが詰まっていた―美味い料理と味わい深い人情が満載の“泣ける時代小説”。
著者等紹介
今井絵美子[イマイエミコ]
1945年、広島県生まれ。成城大学卒業。テレビプロデューサーなどを経て、執筆活動に入る。98年、「もぐら」で第一六回大阪女性文学賞佳作。2000年、「母の背中」で北日本文学賞選奨。03年、「小日向源伍の終わらない夏」で、第一〇回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
131
便り屋お葉日月抄「眠れる花」8巻。ちょっと哀しい話が続きましたかな、次巻はほっとする物語を期待するがやはり、きやりとする展開 か。2015/07/12
TOMIKA306
9
江戸人情話はダラダラと続く2025/02/19
たーくん
7
日々堂の女主人・お葉は店衆の政女を見舞いに訪れた。目の前で主を斬殺され自身も肩を斬られた政女を、一刻も早く立ち直らせたかったのだ。滋養をつけてもらうため携えた桜飯には、便り屋仲間の励ましが詰まっていた―美味い料理と味わい深い人情が満載の“泣ける時代小説”。 2019/02/11
月華
3
図書館 図書館の新刊コーナーで見かけて。男の人の本が続いたので、何となく女の人の本の感じがしました。女の人が色々強そうな感じがしました。短編で話が繋がっているようです。基本的には救われる話ですが、そうではない話もありました。終わっていないエピソードは持ち越しなのかな。2015/02/12
goodchoice
3
表題の眠れる花の主人公の女性はやや不思議なこの物語にはない設定でちょっと興味深かった。ただ、登場人物をいちいち説明するのはいかがなものか。まわりくどくてリズムが乱れる。この作家の癖なのかもしれないが。2015/01/26