内容説明
「バカ」海底に置き去りにした女に向かって、伊禮ジョーはひとこと呟いた。彼の人間離れした美貌の前では、男も女も正視を躊躇う。数多の人間を虜にし、そして殺してきた。そんな伝説を持ち、森羅万象を超越した男が、ある女に心酔する。沖縄のシルミチューで出会った耀子。全てを捧げ合う二人。だが待ち構えていたのは…。愛を弄び、狂気を抉る、一気読み必至の衝撃作!
著者等紹介
花村萬月[ハナムラマンゲツ]
1955年、東京生まれ。中学を卒業後、数々の職業を経験しながら全国を放浪。89年、「ゴッド・ブレイス物語」で小説すばる新人賞を受賞。以降次々に問題作を発表し、98年、『皆月』で吉川英治文学新人賞を、『ゲルマニウムの夜』で芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いつでも母さん
99
これは・・最初からぶっ飛んだ物語だった。花村萬月『ワルツ』を超える話を渇望して止まないのだが・・これはこれで思い切り花村満月ではあったなぁと。ジョーの容姿がどうしても想像できなかったからなのか、終始違和感を抱えつつの読了だった。耀子にも共感出来ないし・・いや、これは頭の中を空っぽにして読む作品なのだろう。沖縄から北海道まで旅をした気分だが、そうは簡単にハッピーエンドにはならないあたりが花村萬月だ。が、これは、あまりお薦めはできないなぁ・・ちょっと疲れた。2016/11/16
eipero25
8
沖縄から北海道の旅は紀行文的で、繰り返す殺人とはミスマッチ。旅情がサイコパスの邪魔をした。 一目で女を虜にする殺人鬼、伊礼ジョー、見てみたい。 耀子の魅力は伝わらなかったのが残念。 2017/12/22
kuroyagi
3
しばらく遠ざかっていたが、久しぶりの満月。相変わらず(^^; ひたすら暴力ではないので、あぁやっぱ満月って感じで読了(w2014/12/25
フミ
3
いきなり女を殺す所から始まる辺りが花村萬月らしくて好き。 グロ系の描写もあるけれど、読み心地がいいのは流石。2014/11/15
りょう
2
いっぱい殺して、いっぱいセックスして、死ぬ話。でいいのかしら?2016/06/01




