内容説明
山谷で日雇い労務者を派遣する手配師の朝倉譲二。二年半前、大金を黄領して逃亡した元公務員の父を追って、ここへ来た。家族は崩壊。自らも違法な稼業をやる破目に。しかし、山谷は「あしたのジョー」の舞台。譲二はジョーと自分とを重ね、這い上がろうと夢を抱く。だが、そこへヤクザと悪徳刑事が出現。更なる闇の事件へと巻き込まれ…痛快・骨太アウトロー小説!
著者等紹介
岡崎大五[オカザキダイゴ]
1962年、愛知県生まれ。文化学院を中退し、約八十ヵ国を巡る。三十歳で帰国後、フリー添乗員として活躍。日本と海外事情を絶妙に対比、融合させたエンターテインメント作品を発表する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
東亞重工製合成人間ロック69型初号体
0
岡崎小説、久々の大ヒット。 これは大藪選考から漏れたのかな? 福井晴敏の主題「親父の背中」を…をもっと解り易くした内容。 山谷(ヤマ:旧地名)と、その土地の変遷。 そして、そこで生きる人々を掘り下げた逸品。2014/10/26
dio1204
0
話は大して面白くないが、山谷と原発のついては勉強になった。2014/10/01
あべちゃん
0
ハードボイルド系の作品が好きな方でしたら十分楽しめると思います。3.11以後の復興バブルとそれに群がる山谷の男達のお話ですが、読んでいてハラハラさせられました。他の作品も気になりますね。2013/12/24
Kenta Nakahira
0
どんなに堕ちても人は誰かと繋がっていたいのか…。2013/12/28
仁井智也
0
まあまあ面白かったがよくわからない部分も多くて流し読みした。
-
- 和書
- 日本架空伝承人名事典