内容説明
空海を宿す魔神黒御所が、東北の地に現れた。なぜ空海が彼の地に?徐々に繙かれる空海の若き日の謎。陸奥の地に染むのは空海の希望か怨念か!さらに、鬼道の鍵を握る鬼奈村典子の拉致は、日本の裏歴史を生きる腐鬼一族の内紛と判明する―やがて、闇社会が新たな毒牙を剥いた時、突如、卑弥呼の墓を巡る秘密が急浮上した!驀進する超伝奇巨編の金字塔。
著者等紹介
夢枕獏[ユメマクラバク]
1951年、小田原生まれ。東海大学卒。77年『カエルの死』でデビュー。84年に発表した『魔獣狩り』三部作(祥伝社文庫)で伝奇小説の金字塔を打ち立てる。89年『上弦の月を喰べる獅子』で日本SF大賞、98年『神々の山嶺』で柴田錬三郎賞、2012年『大江戸釣客伝』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かず1号
3
再読。黒御所と腐鬼との関係はどうなるのか?2023/07/31
miubw
2
今回も空海や須佐之男命など過去話が散りばめられている。登場人物たちもどんどん集まってきている。後3冊どんなラストになるのか。四郎と島田の絆良い。2023/01/23
ほにょこ
1
★★★☆☆ 今回は早苗問題に大きな進展があったのがよかったですね。未だに主要人物がほとんど健在で温存されている感じです。思い出したようにちょっとだけ登場する人物もいたり。あと3巻でどうやって畳んでくれるんでしょうか。2020/12/09
渡邊利道
0
空海古代編。空海をそういうふうに使うのかとちょっと驚いた。これで日本史すべてが繋がったなあ。そういえば日本列島をこういうふうに使うかというのも驚くと言うか呆れると言うか。これはまた凄いことを考えたものだなあと感心する。しかもこのアイディアって基本小松左京から来てるわけで、そういう意味でも感慨深い。2016/09/24
springmc
0
かなり展開が広がってますけど、どんな風に収拾すんでしょうね。2014/11/01