祥伝社文庫<br> おぼろ月

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祥伝社文庫
おぼろ月

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  • サイズ 文庫判/ページ数 209p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784396337933
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「かつて本当に人を愛したことがあるから、もう他のことは浮き世の戯れでしかないのだろうか」深夜に独りの女性の内面を垣間見る酩酊感あふれる「おぼろ月」、突然切り出された別れにその予兆を反芻する「夜の虹」、愛する者の死に傷ついた親友を思いやる「夜の街には、お砂糖がある」…名手が描く、優しくてせつないいくつもの“出会い”と“別れ”の恋愛小説集。

著者等紹介

谷村志穂[タニムラシホ]
北海道札幌市生まれ。北海道大学農学部で動物生態学を専攻。1990年ノンフィクション『結婚しないかもしれない症候群』でデビュー。91年処女小説『アクアリウムの鯨』を発表、以後精力的に創作活動を展開。2003年『海猫』で島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やも

75
ナニコレ、めっちゃ良かった…✨恋の短編7話。大好きだったのに、あと一歩間に合わなかった恋。ずっと好きだったのを今から言う恋。ずっと好きだったのに言えなかった恋。安心感か倦怠感か、それともただの興味なのかお酒でユルクなってしまった恋。聞きたくないけど知りたい恋。目的地は一緒なはずなのにどこかズレてる恋。不倫相手と死でサヨナラになった恋。切ない話ばかりだし、一皮剥いたらドロドロもしてそうなんだけど、不思議と綺麗な読み心地🤔恋は特別な感情。それをぶつけられる人に出会えるってスゴいことだね✨★4.52022/03/15

優雨

20
タイトルと表紙に何故か惹かれて購入。表題作の「おぼろ月」は、ほろ酔い気分を味わえて、ユルい雰囲気が良かった。ほろ酔いの時のユルい感覚でいつもいられたら心も体もラクなのかもしれない。冬の冷えた空に浮かぶおぼろ月も風情があって良いな。「夜の虹」や「夜の街にはお砂糖がある」の夜の雰囲気が、昼間には無い懐の深さと愁いを帯びた優しさがあって好き。失恋したり愛する人を亡くしても、こんな風に何気なく寄り添ってくれる友人がいたら、少しずつでも前を向いて生きられる気がする。人生に躓いても、その分だけ深く優しくなれるように。2021/04/27

καйυγα

8
7つの短篇恋愛小説。人と人は出逢ったり別れたりすることが世の常であれば、その狭間で恋に落ちたり大っ嫌いになったりすることはもはや神秘的なものではないだろうか。生物学的に言えば、異性に興味を持つことはある種避けて通れるものではないのだが、ある出逢いを通して思い出や家族に化けてしまうことはやはり素敵だ。恋とはひどく複雑な感情であるからにして、考え方や捉え方が一致した瞬間や勢い余って決断する場面も それが恋心 と無情の寛大さで納得してしまう。著者が綴る文章はさらっと読めてしまうのに、とても好きだ2016/01/08

水と青と月

4
初めてのつもりで手に取りましたが、過去に読んだことがあったようです。知ってるストーリーが何個かありました。はかない物語。なんどか読み返したい。2020/11/28

フィシュー

3
表題作以外はすべて女性が主人公で、どれも現実にありそうな話。日常譚。劇的できらびやかな物語ってそうそうなくて、傍目にはありふれたイージーな問題(とすら言えないようなもの)を抱えて、ゆっくり消化していくのだな、そんなもんなんだなと思わされた。それは落胆ではなくて、そんなしょっぱい酸いも甘いもに色をつけるのは自分次第なのだな、という静かな実感だった。2021/01/29

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