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ウォルター・クレインの本の仕事―絵本はここから始まった

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  • サイズ B5判/ページ数 205p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784861525902
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0071

内容説明

19世紀のイギリス、芸術と職人の技が結合・爆発したヴィクトリア時代を背景に「こどもだましの絵本」を「美しい書物」へと昇華させたウォルター・クレイン。グリーナウェイ、コールデコットの作品とともに、近代絵本のパイオニアたちの華麗なる世界を紹介。クレインの全貌を伝える初の本格作品集。

目次

1 クレインのトイ・ブック―カラー絵本の始まり(初期のトイ・ブック;様式の確立と6ペンス・シリーズ ほか)
2 カラー絵本の仕掛人エヴァンズとコールデコット、グリーナウェイの絵本と挿絵本(エドマンド・エヴァンズの木口木版多色刷の仕事;ランドルフ・コールデコットの全トイ・ブック ほか)
3 本をデザインする―クレインの挿絵本の仕事(初期の児童文学の挿絵;「幼子」3部作と『パンの笛』エヴァンズとともに ほか)
4 クレインの素顔(クレインのポートレートと詩集・著作;自筆書簡とドローイング ほか)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

93
ウォルター・クレインという人の作品を日本の美術館で展覧したときにこの本が出版されたようです。絵本作者の始祖のような感じで私もいくつか見たことがります。赤頭巾ちゃんやマザーグースの絵が結構有名であった気がします。ミュシャを髣髴させるも書いているのですね。私はブタの絵が楽しめました。2017/07/15

鱒子

34
図書館本。先日、活版印刷についての小説を読んだばかりなのですが、こちらはその挿絵となる木版画についての本です。クレインとエヴァンスという人物は、子供向きのトイブック(絵本)という形式の本を作り上げた功労者です。クレイトンは、挿絵版画の知識を持つデザイナーからスタートし、その後さまざまな顔を持つアーティストになってゆきます。浮世絵版画の影響を色濃く受けているようです。手仕事での版画クオリティが、素晴らしすぎます。2017/03/31

宇宙猫

29
★★★★ 大人の鑑賞にも耐えられる美しい絵がならぶ。今とちがって、当時は子供向けの絵という感覚がなかったのかな。2017/05/29

遠い日

9
2017年に開催された、「絵本はここから始まった ウォルター・クレインの本の仕事」展の公式図録。印刷技術の進歩によって、こんなに美しい子どもの本、トイブックが作られていたことに感動さえ覚える。点数が多く掲載されているので、見応えがある。絵本の仕事以外にも目覚しい成果を上げて、クレインという人物は多彩な人であったようだ。2020/10/14

ののまる

6
生で展覧会で観たかったなー2019/05/01

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