内容説明
教皇銃撃事件が起き、騒然としたローマ市内。そこへ柚ノ木透子たちは、拉致された吸血鬼タジオを追ってやって来た。一方、不死の吸血鬼龍緋比古はトリノの戦いで深手を負い、行方知れずに。そんななか、邪神の新たなる策謀が始まっていた。高位の聖職者たちが次々と失踪していたのだ。やがて修道士セバスティアーノと透子の前に邪神が現れ、二人は絶体絶命の危機に。
著者等紹介
篠田真由美[シノダマユミ]
1953年、東京生まれ。早稲田大学第二文学部卒。92年、本格ミステリ『琥珀の城の殺人』でデビュー。『未明の家』に始まる建築探偵桜井京介シリーズはすべてベストセラー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アキ
3
龍の黙示録シリーズ 第8弾 イタリア三部作 完結/上 真の敵を追って、龍はヴァティカンへ。 透子たちも遅れて到着するも、何気に目的が違う。 龍は透子たちを避けて、隠れたまんま。 そのせいで、タジオが酷い目に遭っても放置。 おかげでセバスティアーノが強くなる(^◇^;) 真の敵は、教皇に近い面々を操りながら、透子に手を出す。 本当にこの著者は、美しい物を作り上げてからは 傷つけるのが好きだなぁ・・・建築探偵を連想してしまう。 そして真の敵の正体が判明! って・・・マジで何でもありだなぁ2020/11/26
きょん
1
龍があまり出てこないせいもあってか、すっかりセバスチアーノ陰の主役に躍り出たって感じです。其々の過去話もいっぱいで中々切なくなる。2012/04/10
織田秋葉
1
完結編上巻。登場人物が増えたうえ、外国名多いので、誰が誰だかわからなくなってきた。 ヘタレ帝王だったセバスティアーノが立派に(?)大活躍。彼とお師匠さんの関係は心温まるものを感じます。しかし、セバスティアーノにも、こんな可愛くない時代もあったのね。 読んでると、バチカンに行ってみたくなります。 龍の最大の敵の正体は(ってここまで出てると分かりますが)、人聖魔出揃った戦いの行方は、龍、透子、セバスティアーノの微妙な三角関係の行方は、ということで下巻へ。2012/01/01
hiroeiku
0
やっと読み終わった… どうなっちゃうのかな!?龍先生は、あいつに勝てるの? 透子は?セバスティアーノは?? タジオも助かるのかなぁ(泣) ハラハラする。 次はいよいよ最終巻。どうなってしまうのかしら。2014/06/07