出版社内容情報
西村ミステリーの金字塔!
二十年前、警察組織が闇に葬った謎が、十津川に襲いかかる!
【著者紹介】
大勢のファンが訪れる西村京太郎記念館も、ついに十周年を迎えた。一九三〇年、東京生まれ。六三年「歪んだ朝」で第二回オール讀物推理小説新人賞、六五年『天使の傷痕』で第十一回江戸川乱歩賞、八一年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞を受賞。〇六年に日本ミステリー文学大賞、一〇年に第四十五回長谷川伸賞が贈られた。
内容説明
「小樽へ行く」という手紙を残して元刑事・佐々木が失踪した。十津川の制止を振り切り小樽へ向かった一人娘の季見子は、原因が二十年前の事件にあることを知る。直後、鍵を握ると思われた行商の老婆が殺され、季見子の周辺にも不審な男が。やがて佐々木の他殺死体が東京で発見された時、十津川の胸中に、かつて佐々木が担当し、警察が闇に葬った連続殺人が浮かぶのだが…。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年、東京生まれ。63年「歪んだ朝」で第二回オール讀物推理小説新人賞、65年『天使の傷痕』で第十一回江戸川乱歩賞、81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞を受賞。05年に日本ミステリー文学大賞、10年に第四十五回長谷川伸賞が贈られた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あつひめ
28
久々に西村京太郎さんの本に手を伸ばす。ネットで十津川警部シリーズを読む順番でこれを読め!と薦めていたので読んでみた。これから読む理由はよくわからないけど、携帯もネットも出てこない昭和チックな内容が私にはあっていたようで一気読み。久しぶりに満足した気分。上下巻でまだ事件の解明には至っていないが、警察という組織と政治家、いつの時代も陰で手を結びたがる内容にこれは物語だけではなく現実社会でもあり得ることなのかもと少し怖くなったり。行商のおばさん…私が高校生の頃も普通に駅で見かけて私もしょっちゅう買い物してたな。2023/12/22
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
5
平成23年10月20日 初版2017/02/18