内容説明
正月明け、田崎家の七つの息子・千太郎はらしくない悪戯をした。同居する、町方同心の野蒜佐平太が理由を探ると、初めて好きになった女の子に唆されたらしいのだ。一方、駆り出された高積見廻り方では、寺尾という同心が左平太を推挙したと知る。会って話したこともない男が何故?含むところのある素振りをみせる寺尾の前に、若い女が訪ねてくると…。親友に成り代わり、同心になった男の活躍を描く人情時代小説の第四弾。
著者等紹介
逆井辰一郎[サカサイシンイチロウ]
1945年、北海道生まれ。ちゃき克彰のペンネームで、「銭形平次」「八丁堀の七人」「子連れ狼」など多数のテレビ時代劇脚本を執筆。2009年、『風早幻四郎聞香剣』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
15
「およよの情夫」には写楽やら歌麿が出てきて楽しかった。その分肝心の事件の中身に注目できなかったかも。2018/05/30
だいしょう@SR推進委員会
2
主人公と同居している母子との関係の行く末が気になって、つい手にとってしまいます。ただ、ストーリーは悪くないのだけれど、話の運びがいまひとつで、面白みに欠けてしまう感じ。主人公が凡庸な役人をわざと演じているのではなくて、本当にパッとしないってものねぇ。脇役である小者は、ここにきて、キャラが立って、いい味出してきました。次回は、話に大きな展開があることを期待。このままの状態では、ちょっと欲求不満になりそう。2011/07/27
-
- 電子書籍
- 同期の人脈研究 「ヨコ社会の人間関係」…
-
- 電子書籍
- 異世界で孤児院を開いたけど、なぜか誰一…