内容説明
正月二十日。烈風吹き荒ぶ夜、青柳剣一郎は怯えた様子で駕籠に乗る若い女を見かけた。直後、別の女の死体が発見され、剣一郎は駕籠の女が事件に関わったと見て探索を始める。その背後には、老中・松平出雲守と通じる大身旗本・漆原主水正の影があった。かねて剣一郎を恨む漆原が放つ不気味な刺客、さらに事件は福井藩の陰謀をも孕み、かつてない嵐を巻き起こす。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京生まれ。83年「原島弁護士の処置」で、オール讀物推理小説新人賞を受賞し作家デビュー。『絆』で日本推理作家協会賞を、『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞する。以降、社会派推理、時代小説などを執筆し、幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベルるるる
18
藩命で江戸に向かう下士の二人が、藩から命を狙われる。その背後に何があるのか。江戸では剣一郎が大身旗本に立ち向かう。面白くなってきました~!下巻へ。2016/12/15
nemu
3
なにかと突っかかってくる長谷川さま。いろいろな人から賄賂貰いすぎ!そして剣一郎が正しかったとき、その都度謝ってほしい。宇野様だけが救い。 2020/01/03
Western
2
下巻を読み終えたらきっとまた読み返すことになるのでは・・・。2022/06/13
ひろたけ
2
風烈シリーズ 文庫本で上、下2冊 敵討ちと風烈が後半一緒に ☆52016/10/03
いえのぶ
2
江戸の若い女性の死体遺棄事件、町人を無礼討ちした事件、福井の殺人逃亡事件。3つの事件がどう関わっていくのか。いいところで、下巻に続く。2012/10/02
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