内容説明
アマテラスとスサノオは新羅から来て出雲を征服した。ではなぜ出雲は「山陰」とされ、歴史から封殺されたのか。歴史小説家。望月真司は天皇のルーツを求めて旅立つ。神々が「天津神」と「国津神」に大別される意味、「邪馬臺国」が「邪馬台国」と書き換えられた謎、福岡にある「細石神社」と「君が代」の関係…。驚天動地の古代史ロマン。
目次
プロローグ 脅迫と刃物
1 古代出雲の謎
2 スサノオ
3 古墳の秘密
4 スメラミコト
5 卑弥呼
6 君が代
著者等紹介
加冶将一[カジマサカズ]
1948年生まれ。米国でのビジネスを経て、帰国後執筆活動に入る。小説、経済書など著者多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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saga
48
ドキュメンタリーならとんでも史観と言われるだろう。だから小説仕立てなのか? 菊タブーとも言われる皇室のルーツを、極右系に命を狙われながら取材・執筆する作家・望月を主人公に、著者の持論を展開するということだろう。古代中国を「チャイナ」という呼称で表記される違和感。だったら古代の日本だって相応の呼称で表記すべきだろう。襲撃された際に傷ついた足を引きずる望月の表現も冗長だ。お試しの上巻購入だったが、下巻に進むことはない。2025/01/05
とも
35
★★★★井沢本より更に一歩踏み込んだ古代史解明もの。初っ端の農耕技術が中国⇒韓国⇒日本との伝来が誤りで、中国⇒海をわたって日本⇒半島(日本領)⇒韓国へと伝わったと事実でのめり込む。その後、神話や魏志倭人伝、三国時代と日本の関連、どんどんと突っ込んだ話しに広がっていく。とにかく下巻が楽しみ。2017/10/09
コーデ21
23
《「邪馬台国」「天皇」「君が代」はどこから来たのか?驚天動地の古代史ロマン》 読み友さんのレビューがキッカケで読んだ作品、めちゃくちゃ面白かったです!(読み友様、ありがとうございます💕) 縄文に魅せられて、ここ数年、古代史沼にハマり中のため、よりいっそう妄想をかき立てられてワクワク‼ 月末、大神神社に行く予定なので、まさにナイスタイミング✨ しっかりと参拝してこようと思います^^ 下巻も楽しみ~2024/10/24
しーふぉ
11
こういう歴史の謎を空想する話しは好きでよく読みます。邪馬台国はどこにあったのか?天皇家のルーツとは?下巻を続けて読みます。2013/12/22
tomo
10
諸説あると思いますが、出雲大社については井沢元彦の「オオクニヌシ」の怨霊を鎮める巨大建造物という説に深く納得し、未だにそこから逃れられない。古代史は、ある程度自由に想像出来て面白いですね。いよいよXの正体へ。2018/03/28