祥伝社文庫
再生―密命・恐山地吹雪〈巻之22〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 329p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784396335465
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

金杉父子の絆──その光と闇!
剣者としての再起を期す神保桂次郎と金杉惣三郎、そして北辺の地で清之介が対峙する死と再生の試練とは?

内容説明

仙台の藩道場で門弟に敗れ、己の心弱さを思い知った神保桂次郎は、剣者としての再起を懸け、聖地・出羽三山で必死の山行を行なっていた。そして、傍らで見守る金杉惣三郎にも、ある心境の変化が…。同じ頃清之助は、八戸藩で拐かされた子供たちを救うため、恐山へと向かっていた。烈風吹き荒れる索漠とした北辺の地で、清之助を待ち受ける死と再生の試練とは―。

著者等紹介

佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年、北九州市生まれ。闘牛カメラマンとして海外で活躍後、国際的スケールの作品を次々と発表する。99年、初の時代小説『密命―見参!寒月霞斬り』(祥伝社文庫)を発表、迫力ある剣戟シーンと人情味あふれる庶民を描き、一躍ベストセラー作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

108
22巻では、主人公が徐々に息子に移りつつある気がしました。父親が息子の相手を育て上げて大試合に臨ませようという魂胆なのでしょう。その相手は出羽三山で修行をして、息子は八戸からさらわれた子どもを取り戻しに恐山に向かいます。私は何度か恐山に行ったことがあり懐かしく感じました。ただ冬は行ったことがなくここに書いてあるような地吹雪の世界なのでしょうね。最後は、陰陽師を読んだばかりなのでその世界を思い出してしまいました。2017/08/07

tengen

31
新陰流道場門下の八戸譚五郎は法要のため初めて故郷・八戸を訪れることに。旅慣れない譚五郎は修行を方便に清之助を巻き込んで共に旅立つ。寄港地・気仙沼で海賊サンボトジ頭と遭遇する。海賊サンボトジ頭の頭は平泉氏宗。またの名を柳生左門といい、何とあの柳生六郎兵衛の付き人であった。清之助が海賊を退治する。神保桂次郎と惣三郎の師弟は出羽三山で修行続ける。惣三郎は呟く「技量は清之助を超えた、あとは精神。。。」八戸にたどり着き、無事に法要を終えた二人だが、闇巫女に本家の子供たちが攫われた。恐山でイタコよね婆との霊験対決。2023/06/28

ichi

17
【図書館本】清之助は青森へ。惣三郎と桂次郎らは、山形出羽三山へ舞台を移す。桂次郎の技量は清之助へ追いついたらしいが、精神的な成長が至らず。あと残すは、2冊。名残惜しいですが、物語の終結に向け、どう話をまとめていくのか楽しみです。2014/12/28

武蔵野きつね

12
【読了】今回は清之助は東北を舞台に海賊を懲らしめ闇イタコと戦い正義の剣を振るう。一方父の惣三郎は一心に弟子の桂次郎を育て上げる。相変わらずの爽快時代劇。2019/01/21

へたれのけい

6
サンボトジ頭が読めなかった。「かしら?」「とう?」はたまた「あたま?」と悩んでしまい、気に障って肝心のストーリーを楽しめない。初めの方にあるふりがなを見落としたばかりに…2018/07/30

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