祥伝社文庫
相剋―密命・陸奥巴波〈巻之21〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 332p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784396335076
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

父・金杉惣三郎が、神保桂次郎ととともに江戸を出奔。全ては、桂次郎を息子・清之助を凌ぐ剣者に育てるためだった!峻烈なる父の思惑に慄然としつつも、武勇で知られる奥州・仙台藩でさらなる高みを目指す清之助。一方、惣三郎との過酷な修行に、自らの剣を見失った桂次郎も同地へと向かっていた。葛藤する三者の魂がぶつかり合い激しく渦巻く、緊迫の二十一弾。

著者等紹介

佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年、北九州市生まれ。闘牛カメラマンとして海外で活躍後、国際的スケールの作品を次々と発表する。99年、初の時代小説『密命―見参!寒月霞斬り』(祥伝社文庫)を発表、迫力ある剣戟シーンと人情味あふれる庶民を描き、一躍ベストセラー作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

104
前巻の20巻ごろから主人公が、息子に対峙する剣豪を作り上げようとしている動きが見られます。結構かいておられる方もいますが、私の年代としてはすぐ「巨人の星」を思い出してしまいました。この巻でも息子が仙台伊達藩での修行をしていて、同じころに主人公も仙台に来ていてとすれ違いになっています。26巻で終わりですが最後の大試合でどのようになるのかが楽しみです。2017/07/27

tengen

28
惣三郎の出奔に複雑な想いのしの、みわ、結衣たちは菊屋敷に引きこもる。惣三郎と武者修行を続ける桂次郎は自信を失っていた。だが初めて挑んだ道場での試合、あっさり勝った己の能力に驚く。長岡を立った清之助は仙台へ。縁あって願立流道場、新陰流道場を訪れ、久しぶりの道場稽古に励むも、金杉清之助を倒して名を高めようとする不埒者が次々現れる。自信をもって仙台に入った桂次郎は単身で新陰流道場に挑むが敗れ己の心の弱さを知り山中で一人修行に没頭する。父・惣三郎が桂次郎と共に仙台に居たことを知り、清之助は珍しくも密かに動揺する。2023/06/26

ichi

20
【図書館本】清之助はそのまま江戸へ向かうと思っていたが、陸奥入りし、仙台に逗留。のちに惣三郎と桂次郎も仙台入り。直接顔合わせることはなかったが、お互い同じ地にいることは周囲を通して知ることとなる。桂次郎の腕前はまだ発展途上。今後、大剣術試合に清之助と対等に立ち合えるくらいにまで上達できるのか?あと残る3巻です。2014/12/28

武蔵野きつね

9
清之助の修行の地は陸奥国伊達へと移る。吉宗主催の剣術試合までどこまで強くなるか。父自ら育てる清之助の宿敵、桂次郎は。それを見守る家族は。凄まじくもあり、ハートフルでもある修行の旅が楽しい。2018/10/20

ニッシャ

9
もうすぐシリーズ読破か? 星3つ⭐️⭐️⭐️2017/06/20

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