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祥伝社文庫
MILK〈下〉―ゲイの市長と呼ばれた男ハーヴェイ・ミルクとその時代

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  • サイズ 文庫判/ページ数 355p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784396334994
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0136

内容説明

1978年11月27日、サンフランシスコ。三回の落選、当選後の在任期間わずか四六週間、市政委員のハーヴェイ・ミルクはモスコーニ市長とともに反対勢力の手によって凶弾に倒れる。カストロ・ストリートから始まったキャンドルライト・マーチが静かに夜の街を埋めつくしていった。市民は二人の冥福を祈るしかなかった―。

目次

3 市政委員ハーヴェイ・ミルク(メディアのスター;ようこそカストロ・ストリートへ;迫るデッドライン;カーテンコール;死とひきかえの栄光)
4 伝説のはじまり(正義と盗人;幕切れ)
エピローグ
付録 演説および遺言

著者等紹介

シルツ,ランディ[シルツ,ランディ][Shilts,Randy]
学生時代からゲイであることを公表し、1981年から『サンフランシスコ・クロニクル』紙の記者として活躍する。82年に『MILK―ゲイの市長と呼ばれた男ハーヴェイ・ミルクとその時代』を出版。初期の段階からエイズの取材・報道に精力的に取り組み、『そしてエイズは蔓延した』(草思社刊)を著した。その後も同性愛者の差別・エイズ問題に関してのトップ・ジャーナリストであり続けたが、94年2月17日、エイズによる合併症のため亡くなった

藤井留美[フジイルミ]
翻訳家。上智大学外国語学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinka

1
下巻は、ゲイの教員を追放できる州法「第六提案」を住民投票で否決させるために奔走するミルク市政委員と、委員会の同僚によるミルク暗殺、そしてミルク後のサンフランシスコが描かれる。短い任期の間彼が為した事は多くないし、保守派の揺り戻しもあったが、後に残した影響はやはり大きい。ゲイをはじめマイノリティの権利、ひいては利権が無視出来ないものになったのは疑いない事実。筆者は映画やドキュメンタリーのように理想ばかりを追わないが、ミルクの功績と、あの時代の空気を再現することに成功している。いい本だった。2015/03/03

nana_hyr

0
ショーン・ペンの映画も良かったですよ。

負け猫

0
何事にも歴史というものはあるが、ゲイにこのような歴史があったとは全く知らなかった。史実だからか、若干堅苦しい感じの文章ですんなり入り込めて読めなかったが、立ち向かうべく行動を起こしたミルクはすごい、ほんとに。2010/04/23

もっくん

0
「ゲイ」と言う大きなハンディキャップを乗り越えて政治活動に携わり、やっと未来が開けていた矢先の暗殺。Milkの情熱・生き様は、嵐の様に激しかったが、一気に過ぎ去ってしまった。しかし、その嵐の後には、「ゲイ」の社会的地位が認められていく道筋が築かれた。困難に立ち向かう勇気と行動の大切さを教えてくれる一冊だった。

0
ひたすら、凄い、としかいえない。言いようがない。もう少ししたら、また再読して、感想はそのときでいいや。今はただただ、物語の壮大さに打ちのめされている。2009/07/30

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