内容説明
1978年11月27日、サンフランシスコ。三回の落選、当選後の在任期間わずか四六週間、市政委員のハーヴェイ・ミルクはモスコーニ市長とともに反対勢力の手によって凶弾に倒れる。カストロ・ストリートから始まったキャンドルライト・マーチが静かに夜の街を埋めつくしていった。市民は二人の冥福を祈るしかなかった―。
目次
3 市政委員ハーヴェイ・ミルク(メディアのスター;ようこそカストロ・ストリートへ;迫るデッドライン;カーテンコール;死とひきかえの栄光)
4 伝説のはじまり(正義と盗人;幕切れ)
エピローグ
付録 演説および遺言
著者等紹介
シルツ,ランディ[シルツ,ランディ][Shilts,Randy]
学生時代からゲイであることを公表し、1981年から『サンフランシスコ・クロニクル』紙の記者として活躍する。82年に『MILK―ゲイの市長と呼ばれた男ハーヴェイ・ミルクとその時代』を出版。初期の段階からエイズの取材・報道に精力的に取り組み、『そしてエイズは蔓延した』(草思社刊)を著した。その後も同性愛者の差別・エイズ問題に関してのトップ・ジャーナリストであり続けたが、94年2月17日、エイズによる合併症のため亡くなった
藤井留美[フジイルミ]
翻訳家。上智大学外国語学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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