内容説明
製菓業界紙の社長が新潟県新津のホテルで殺害、現場に「白鳥の」という血文字が遺されていた。宿泊者の中から不審人物が浮上するが、直後、熱海で溺死体となって発見される。警察は自殺と断定、捜査にピリオドを打った。だが、ルポライター・浅見光彦は疑問を抱き調査を開始、被害者の足跡を追い岐阜県へ向かう。そして、世間を騒がせている大事件との関連を掴んだ…。
著者等紹介
内田康夫[ウチダヤスオ]
東京生まれ。1980年『死者の木霊』でデビュー。歴史・文化・社会問題等を織り込んだ抒情豊かなミステリーで絶大な人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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葵
18
浅見光彦シリーズ6作目。グリコ森永事件をもとにしたお話で、現実とは違い、光彦さんが鮮やかに事件を解決します。グリ森事件が起こっている最中に書かれたそうで、本書の中で犯人グループはまもなく終結宣言をするとの光彦さんの推理通り、現実でも終結宣言がだされました。新聞記者が、内田先生は何か情報源があるのでは?と取材にきたほど現実の事件の内容と重なる部分があったそうで、自作解説で内田先生は「内容の濃密な点と発想の豊かさという点で『白鳥殺人事件』は白眉といえる」と自画自賛(笑)される自信作でした。2023/04/15
Gomesu
8
今回はヒントが沢山ありすぎたよーな。 2019/10/19
ホレイシア
4
これを読んだときは、九頭竜湖まで行きたいと思ったさ。若気の至り。2008/01/10
a
3
相変わらずモテモテすぎる。2022/12/24
急いで突厥
2
読了日は読み終わった日のかなり前です。 浅見光彦シリーズ2003/01/01
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