内容説明
幼年期の記憶が失われた神矢玄之介は、用心棒として糊口を凌いでいた。ところが、老中田沼意次の娘を虚空念流の剣によって助けたことから、玄之介の身辺が慌ただしくなる。その剣捌きから自分の身許が特定され、一族郎党が二十九年前、幕府の内紛に巻き込まれ謀殺された事実を玄之介は知った。真の敵は田沼意次か?構想六年、大型新人が描く時代小説の傑作。
著者等紹介
秋山慶彦[アキヤマヨシヒコ]
大阪市生まれ。早稲田大学卒。翻訳・児童文学・TVドラマ脚本・劇画原作等を経て数々のエンターテインメント作品を執筆する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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