祥伝社文庫<br> 札差殺し - 風烈廻り与力・青柳剣一郎

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祥伝社文庫
札差殺し - 風烈廻り与力・青柳剣一郎

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  • サイズ 文庫判/ページ数 347p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784396331849
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ベルるるる

23
兄と一緒にいたのに、兄と同じくらいの腕前だったのに、体がすくんで強盗と闘う兄を助けられなかった16歳の剣一郎。今は立派な与力。それでも、心の中はいつも兄に対する負い目。自分への情けなさ。そういう物を抱えて生きている。なぜか妻は、謎の小間物屋を使っている。・・・気に入った。続きを読もう!2016/11/19

Makoto Yamamoto

14
最新作は読んでいませんが 今回は風列廻与力「青柳剣一郎」が主人公。 剣がたち、周りに気を使い、上司に疎まれながら、内助の功にも支えられ頑張る剣一郎。 質屋の隠居が一太刀で殺され、後で札差も殺される。下手人は旗本の次男坊とされたが、剣一郎は疑念を抱く。 武士の世界、吉原も登場、 凄腕の長剣使う男と覆面の武士が登場。 剣一郎との殺陣の描写は臨場感あふれるものがあった。気になったのは剣一郎の剣の師匠に連れ添う女性。2020/11/10

ひかつば@呑ん読会堪能中

13
時代物のシリーズとしては作者の最初の作品に当たるらしい本作は、兄が斬殺される場で何もできなかったことがトラウマになっている南町の与力青柳剣一郎が主役、旗本の二男いわゆる部屋住みが容疑者となった事件を密かに探って真実に辿り着くという話。長編だが硬軟あわせて練りこまれたストーリィにグイグイと引き込まれ一気に読了。タイトルだけで今まで遠慮していたのを後悔した一冊だった。2013/09/19

chacha

12
小杉さん久しぶりの時代小説。50冊も出ているみたいなのでシリーズ1をじっくり読むことに。兄を死なせてしまったことを未だに悔いている風烈廻り与力剣一郎。自分が次男なので同じ身分のものが気になりつい温情をかけたくなる。妻の多恵が賢すぎ いつのまにか文七なる謎の男を散策方につけている。剣の師匠夫婦も面白そうで、なにかと助けてくれそう。話の黒幕は 早くからこの人とわかっていたけど そう繋がったかと。だんだん商人が台頭して高利貸し、借金のかたに娘を売る。武士も町人もいっしょか。青痣がうずく・・読み進めてみることに。2020/10/01

アンベラー

8
順番が今一番揃わない 旦那が図書館で借りてきてくれるので読んだが読みやすい時代劇当たりです 次男坊の身の振り方もいろいろだね 運が良ければ養子なんだ、お金に困った御家人は娘を借金のかたに…下々の長屋住まいと同じだね悲惨な話だ 2019/06/17

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