内容説明
足利尊氏は、武士の時代の潮流に乗って、「天皇」を戴きながら実権を握った。その結果、天皇が同時に二人在位するという日本史上未曾有の南北朝時代を出現させ、その影は戦国時代や近代史にまで及ぶ。彼は、鎌倉幕府の「後醍醐天皇に加担する楠木正成を討伐せよ」との命令を受けて京都へ出陣するが、一方では天皇から幕府討伐の命令を受けていた…。
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- 和書
- しましまけんと
足利尊氏は、武士の時代の潮流に乗って、「天皇」を戴きながら実権を握った。その結果、天皇が同時に二人在位するという日本史上未曾有の南北朝時代を出現させ、その影は戦国時代や近代史にまで及ぶ。彼は、鎌倉幕府の「後醍醐天皇に加担する楠木正成を討伐せよ」との命令を受けて京都へ出陣するが、一方では天皇から幕府討伐の命令を受けていた…。