内容説明
都内のマンションでOL殺される。死者の胃から現われたメッセージ。小さな鍵が秘めた謎とは!?探偵法月綸太郎が出馬した矢先、容疑者は京都で死体となって発見、そして鍵の正体が明らかになるにつれ、名探偵を翻弄する迷宮の扉が開いた…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
セウテス
113
法月綸太郎シリーズ第6弾。東京のマンションで清原奈津美が殺害され、同居人の葛見百合子が京都で遺体となって発見される。奈津美が日記の鍵を飲み込んでいた事から、日記が謎解きの中心となるのだが、周りにいる登場人物や二人称の文章など、怪しい処は至る所に在る。「きみ」という呼び掛け等から、旨く気が付けば推理の道筋はハッキリしてくるだろう。シリーズである以上、ある程度の背景などの繋がりは必要であると思う。しかし「誰彼」以降順番に読んで来ないと、作者が行おうとしている事が、読みにくい等の感想になるのではないかと思う。2017/05/13
ダイ@2019.11.2~一時休止
71
法月綸太郎その7。勘違いを訂正できなかった悲劇。最後はちょっと反則気味だけど面白かった。2013/09/26
Tetchy
53
実に興味深い設定だった。作者自身が探偵役となって物語の主人公を演じるシリーズの根底を揺るがすようなお話だった。彼は自分の存在意義を一度は否定し、虚構の中で踊る道化師までに貶めし、だがそこから見事復活してみせた。しかしそれでもなお、彼は本格探偵小説の明日を見出してはいないだろう。そう、この中で何度も作者が云っている「物語は終わらない」ように、このジレンマもまた終わらないのだ。2009/01/25
りんご
36
二人称叙述という珍しい書かれ方をした小説。最初の印象は哲学的な描写が多く全体的に読みにくいなというものだった。しかし二人称で書かれた意味、日記に対する考察等に興味をそそられながら読んだ。この小説のトリックは面白かったので、読みにくいなと思いながらも読んだ苦労が報われたような気がする。一見単純な事件がどんどん複雑になっていくという展開は読み応えがあり、楽しかった。悲劇が始まるきっかけがロマンチックなのも素敵だと思う。2020/12/03
coco夏ko10角
36
法月綸太郎シリーズ。奈津美の乙女日記もだけど、「きみ」呼び掛け語りがちょっと疲れる…。真相では「そうだったのか」とも思うけど、ミステリー小説でこういうのってちょっとズルいな、とも。2018/07/15
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