内容説明
幕末維新の英雄としてあまりにも有名な坂本龍馬。しかし、これまでは過度に美化されてきたところも。NHK大河ドラマ「西郷どん」「龍馬伝」の時代考証家が史料を読み込み、人間・龍馬の真の姿を解き明かす。
目次
第1章 龍馬と剣(龍馬の写真の謎;誕生伝説を探る;土佐藩と郷士 ほか)
第2章 龍馬と海(我のみぞ知る;土佐を脱藩;龍名に恥じず ほか)
第3章 龍馬と革命(通商航海の結社;薩長和解に向けて;薩摩の日々 ほか)
著者等紹介
山村竜也[ヤマムラタツヤ]
1961年、東京都生まれ。歴史作家。時代考証家。東京龍馬会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すうさん
4
どうも坂本龍馬の私は苦手で、結局よくわからない人物である。これほど明治の維新に尽力したにも関わらず、さらに勝海舟や西郷隆盛など当時の時代を動かした人物たちと実懇の間柄であったにもかかわらず、世の中に出ようとせず最期は暗殺されてしまった。物語仕立てでなく、本書のように史実を書き連ねてあると、竜馬の持つ「大志」と商人としての「商魂」と個人的な多方面への「好奇心」がよく理解で来た。人生を短く生き抜いたからこそ、その人物の生きざまが鮮明に映るが、長く生きていればどのような人生を送ったのか全く想像できない人物だ。2018/09/11
notti0929
2
著者の龍馬愛に溢れた一冊。「命は天にあり。殺されれば、それまでのこと」という言葉はまさに諸行無常そのもの。歴史に残る人は似たような考えを持つのかなと思ったり。2019/01/06
ショートケーキ有倉
0
幕末のヒーローといえば坂本龍馬か新撰組。 王道だけど彼らの存在って幕末史では大事。2025/01/27
Kuliyama
0
いまさら・・という気もしますが、思いついて手にしました。多くの記録から龍馬の逸話が抜き出されていて楽しく拝読しました。2021/03/21
通行止め
0
世界一よくわかる、ていうだけあって初心者にもわかりやすく丁寧に解説してくれてる。幕末あたりは偉人が多すぎて混乱するからこれはありがたい。龍馬を扱ったドラマや小説を読む前に目を通しておきたい本。2018/08/11
-
- 和書
- 寺島初巳秀句抄