出版社内容情報
山村竜也[ヤマムラタツヤ]
著・文・その他
内容説明
NHK大河ドラマ「龍馬伝」「新選組!」「八重の桜」、アニメ「活撃 刀剣乱舞」の時代考証家による徹底的に読みやすい幕末史。西郷どん、最期はこうなるのか!
目次
第1章 動乱の序曲―日本、泰平の眠りから覚める(黒船来航が招いた幕末の動乱;揺らぐ徳川幕府の鎖国政策 ほか)
第2章 風雲の京洛―尊攘志士vs新選組(和宮降嫁で公武合体をはかる;寺田屋事件、薩摩藩の尊攘派が壊滅する ほか)
第3章 倒幕への道―薩長同盟成立と幕府の終焉(高杉晋作、功山寺で挙兵する;龍馬、亀山社中を創設 ほか)
第4章 戊辰の内乱―旧幕府軍の抗戦(鳥羽伏見の戦い、戊辰戦争はじまる;江戸無血開城の快挙成る ほか)
第5章 迷走する明治政府―新政府の分裂と士族反乱(版籍奉還から廃藩置県へ;岩倉遣外使節団、海を渡る ほか)
著者等紹介
山村竜也[ヤマムラタツヤ]
1961年、東京都生まれ。歴史作家。時代考証家。NHK大河ドラマや、NHK朝の連続テレビ小説、映画、アニメなど多くの時代劇作品の考証を担当する。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Amuro
3
題名通り、非常に分かりやすい!時々見返して確認したい本。2022/07/16
ナリボー
3
10/10 掲題のとおり、本当によくわかった。幕末維新に興味はあったが敷居が高いと思っていたが、入門書として主要な出来事がしっかりと平易にまとめられていて、主観も極力排除され、当時の変革の熱がしっかりと伝わってきた。読んで良かった。2020/04/01
notti0929
3
あやふやな知識が整理されてスッキリした。他の本も読んで理解を深めて行こうかと。2019/01/04
すうさん
3
NHK大河ドラマの「西郷どん」のおかげで最近幕末モノがたくさん出回っている。私も通史として理解し直そうとして本書を購入した。確かに幕末の歴史が簡潔にわかり易く書いてある。特に戊辰戦争で西郷隆盛の話が出るとき、距離を置いてクールに書かれていたものが、急に西郷よりになって感情を入れて書かれているような気がした。日本史の中で戦国時代と江戸幕末明治維新は、とても人気がるのはやはり登場人物がとても魅力的だから。また周りも「義に生きる人」たちばかりで、天下や国家を論じる夢を掻き立てるカッコいい人ばかりだ。2018/06/01
ちびたぬき
2
幕末が好きで、特に新選組の本を沢山読んでいる私。幕末〜維新までの俯瞰的な歴史をしっかり理解できる本を探していた。「尊皇攘夷」などの言葉・活躍した人物名を知っていても各々がどのように/誰に/影響を与えて、倒幕→維新へと進んだのかという相互の関わりが知りたいと前から思っていた。本書は、ペリー来航から倒幕・維新を経て明治政府の設立までを浅すぎ・深すぎることなくまとめている。ただ出来事の羅列的なものでなく、人物の言葉や考え方がしっかり記述され、写真も多いので、歴史がぐっと身近に感じられ読んでいてとても面白い。↓2018/08/10